(8)勢いづく難敵倒し、開幕ダッシュ狙う/立大戦展望

2013.04.17
(8)勢いづく難敵倒し、開幕ダッシュ狙う/立大戦展望
 今季こそ王座奪回だ。昨季は終盤まで優勝争いをしながら、終盤2カードを落とし、4位に終わった。巻き返しを狙う今年は中嶋啓喜主将(法4=桐蔭学園)、関谷亮太投手(政経4=日大三)、山崎福也投手(政経3=日大三)ら、昨年からの主力が数多く残り、戦力は充実している。2008年以来5年ぶりの春季リーグ戦優勝に向け、準備は整った。

 ついに激戦が始まる。明大の春季リーグ戦の開幕カードの相手は立大。開幕カードの慶大戦で激戦を制して勝ち点を取り、現在勢いに乗っている。優勝を目指す明大にとっては負けられない相手だ。

 大黒柱不在を埋められるか。通算15勝を挙げた小室が卒業し、新エース争いがし烈な立大投手陣。第1戦の先発は齋藤が予想される。齋藤は昨秋1年生ながら主に第2戦の先発を任され、小室に次ぐチーム2位の投球回数を記録した。140km台の直球に加え、キレの良いスライダーが武器。今季も慶大1回戦、3回戦に先発し、計8回1/3を投げて防御率1.08の好成績。チームの勝ち点獲得に大きく貢献した。2番手以降では左腕の大澤、伸びのある直球が武器の小林昌、1年生右腕コンビの澤田圭、田村などの好投手がそろう。明大は各投手の立ち上がりを攻め立てたい。

パンチ力が魅力の岡部
パンチ力が魅力の岡部

  
 打線は岡部、寺田の強打の3、4番コンビが脅威だ。3番岡部は昨秋、打席数は少ないものの打率4割6分7厘を記録した強打者。今春の慶大1回戦では2点本塁打を含む4打数2安打4打点の大活躍。プロ注目の慶大のエース白村を打ち崩した。4番寺田もここまで3戦で11打数5安打、打率4割5分5厘と好調を維持している。得点力の高い2人の前に走者をためることは避けたい。

 その他にも好打者がそろう。主将・平原にも要注意だ。平原は昨秋打率3割5分の好成績を残したスラッガー。今春の慶大第3戦ではスタメンを外れたが、大事な場面での出場もある。昨秋遊撃手のベストナインを取った俊足好守の大城、ここまで3戦で打率3割7分5厘を記録している大塚、期待の三塁手・小尾、慶大3回戦でリーグ戦初スタメン出場を果たし、4打数2安打1打点の活躍を見せた佐藤拓など力のある打者が並ぶ。

 明大の開幕投手にはエース背番号11を付けた山崎が濃厚。オープン戦から好調を維持し、昨春以来2度目の大役を務める。打撃陣では高山俊外野手(文2=日大三)、宮内和也内野手(政経2=習志野)がオープン戦で当たっていた。中嶋、岡大海内野手(政経4=倉敷商)の主軸に加え、今季から背番号5を背負う糸原健斗内野手(営3=開星)の打棒にも期待だ。立大から勝ち点を奪い、スタートダッシュを決めたい。

[森大輔]

☆応援へ行こう☆
立大戦 
4月20日 14時00分試合開始予定(一塁側)
4月21日 11時00分試合開始予定(三塁側)

☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分

過去の立大戦成績
シーズン スコア 成績
12年秋 ●0-2 4位
○7-2
○5-4
12年春 ●2-6 4位
○12-0
○14-0
11年秋 ○7-5 優勝
○7-0
11年春 ○3-1 4位
●3-4
●1-3
10年秋 ○5-4 4位
●0-3
○11-7
10年春 ●2-5 3位
●5-6
09年秋 ●1-2 優勝
○3-2
○3-0
09年春 ○9-0 3位
○2-0
08年秋 ●1-3 3位
○1-0
○11-3
勝敗表 第1週  4/17現在
試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
法大       ○○       2 2 0 0 1 1.000
立大    ○●○          2 2 1

0 1 .666
慶大    ●○●          2 1 2 0 0 .333
東大 ●●             2 0 2 0 0 .000
早大                0 0 0 0 0
明大             0 0 0 0 0