準硬式野球部始動! 都留文科大に収穫多き引き分け/オープン戦
点を取りきれなかった。2点差まで追い上げられた7回、四球で出塁した走者を犠打と捕逸で二死2、3塁。しかし代打の熱海伯(商2=明大中野八王子)が三振。1点差まで追い上げられた8回は失策と内野安打を絡めて二死満塁とするも3番伊藤晋太郎(営3=千葉経大附)が凡退。同点の9回には一死1、3塁を作るも点を入れることができなかった。「あとはチャンスでのバッティングとかケースに応じたバッティングができれば」(伊藤)と課題が見えた。
成長を見せた。投手陣は赤尾裕希(文2=錦城)・酒井一輝(商3=明大明治)という先発の柱を温存。2番手や3番手の投手の出来を確認した。「冬場しっかりきついトレーニングしたのでいいボールが来ていた」(伊藤)と捕手の評価は上々。先発した菊池秀之(農2=新田)は打たれても要所を締め、5回2失点でまとめた。9回には1点も与えられない場面で小出啓介(営3=明大中野八王子)が登場。昨季は中継ぎのエースながら安定感を欠き、負け投手になることも多かった。しかしこの日は先頭を安打で出塁させるも後続を断ち、引き分けに持ち込んだ。
投手陣に注目だ。現在2年生以上に投手が8人しかいない。それに加え昨年は投手陣が試合を作れず、槍玉に挙がることが多かった。昨年の赤尾のように「下からどんどんレギュラーメンバーを脅かす存在が出ることを期待したい」(伊藤)と捕手は期待をかける。2番手に投げた渡辺誠人(政経2=明大中野八王子)は1回3失点とまとめきれなかったが、久しぶりに対外試合に登板したということもあって「経験を積ませればこれから伸びていく」(伊藤)とまだまだ伸びていく要素はある。薄い選手層でいかにやっていくか。こかれらも投手がカギになる。
最初の公式戦、関東選手権が3月末から始まる。今回の相手、都留文科大は3回戦で当たる予定だ。しかし「チャレンジャー精神で目の前の敵に対して一生懸命戦っていくだけ」(伊藤)。一歩ずつ着実に戦っていく。さらなる飛躍へ、今年も準硬式野球部の熱い戦いが始まった。
[毛利允信]
試合後のコメント
伊藤
「いいところも出たが悪いところも明らかになった。関東まで1カ月切っているので直せるところはしっかり直して伸ばせるところは伸ばしていければいい。(具体的いいところは)ピッチャー陣が明らかに去年よりもしっかりボールが走ってきているし、冬場しっかりきついトレーニングしたのでいいボールが来ていた。バッター陣もしっかり振れていて、あとはチャンスでのバッティングとかケースに応じたバッティングができれば。(悪いところは)大事な場面、点取った後に守らなければいけないところでエラーが出たりした。そういう守らなければいけない場面がまだまだ足りないと感じた。(今後に向けて)都留文科大と当たるのは3回戦なのだが、あまり上まで見ていると足元掬われるのも怖いので、しっかり一戦一戦。自分たちは実績もないですしチャレンジャー精神で目の前の敵に対して一生懸命戦っていくだけ」
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