(34)法大に連勝し連覇へ望みをつなげ!/法大戦展望

2012.10.18
(34)法大に連勝し連覇へ望みをつなげ!/法大戦展望
 優勝に向け後がなくなった明大。今週は現在1位の法大との対戦。4回戦までもつれる大接戦の末、慶大に勝ち点を献上してしまったが明るい話題もある。上原健太投手(商1=広陵)が慶大2回戦で好投し先発投手としてのめどが立った。関谷亮太投手(政経3=日大三)も慶大3回戦で慶大打線を無失点に封じ込め、法大戦でも先発が濃厚だ。優勝のためには連勝することが絶対条件。厳しい戦いが予想されるが諦めるわけにはいかない。

 三嶋をリリーフに回すことができるようになった。法大の1回戦先発が濃厚なのは3年の船本。春は期待されながらも不本意な成績に終わったが秋は大活躍。28回を投げ、防御率は1・61 。慶大と早大戦では、共に1回戦で先発し好投を見せた。明大戦でも先発起用されることは間違いなさそうだ。そしてエースの三嶋は抜群の安定感を誇る。「やってきたことを全部出し切れば自然と結果も付いてくる」との言葉通り、今季は22回1/3を投げ自責点はわずかに2。防御率0・81は現在リーグ1位の成績だ。自慢の豪速球とスライダーのコンビネーションで三振の山を築く。リードされた状況で三嶋に登板されると厄介だ。明大打線は何とか三嶋がマウンドに上がる前に先制し試合を有利に進めたい。
 
 打線も侮れない。春先のケガもあり昨季は打率1割2分5厘と不振にあえいだ多木だが、今季は打率3割3分3厘と本来の実力を発揮している。早大3回戦ではリーグ通算100安打を達成した。「1年の春に優勝を経験していて、あの感動を分かっているのでこの秋は優勝して有終の美を飾りたい」とラストシーズンに懸ける思いは強い。大城戸も要注意のバッターだ。ミートセンスに長けており、今季レギュラーに起用されるとヒットを量産。打率3割6分7厘をマークしており現在打率ランキング4位につけている。他にもケガから復帰した河合や吉永(早大)から本塁打を放った木下など長打力を秘めた打者が並ぶ。

 明大投手陣は最小失点にとどめたい。法大は左バッターに好打者が多いため、山崎福也投手(政経2=日大三)や上原に期待したい。山崎は今季リリーフでの登板に限定すると自責点0。先発投手にとっても影響は大きいはずだ。

リーグ戦通算100安打を達成した多木
リーグ戦通算100安打を達成した多木

 現在勝ち点3で4大学が並び、激しい優勝争いが展開されている。「法政から2つ取れば可能性はあるので、それを信じてやっていきたい」(田中勇次主将・法4=鳴門工)。優勝に向け大一番の戦いが始まる。

優勝の条件
 明大が法大に2勝0敗することが前提で、早慶戦の結果に左右される。
早大2勝0敗→早大V
早大2勝1敗→早明でプレーオフ
慶大2勝0敗→慶大V
慶大2勝1敗→明大V

過去の法大戦スコア
シーズン スコア 成績
12年春 ○4-2 4位
△4-4
●4-5
○5-3
11年秋 ◯9-8 優勝
●1-3
◯3-2
11年春 ◯5-2 4位
●1-3
●0-2
10年秋 ◯4-1 4位
●5-8
●1-0
10年春 ◯6-5 3位
◯4-2
09年秋 ◯5-1 優勝
●1-3
○3-2
09年春 ●3-5 3位
●4-5
08年秋 ◯3-0 3位
◯7-0
08年春 ◯7-2 優勝
△2-2
○6-0

応援へ行こう!
対法大戦 
10月20日 11時試合開始予定(三塁側)
10月21日 13時半試合開始予定(一塁側)

神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分

勝敗表 第6週  10/16現在
試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
法大 ●○● ○○    ◯○ ○○ 9 7 2 0 3 .778
早大 ○●○    ○●● ◯◯ ○○ 10 7 3 0 3 .700
慶大 ●●    ○●△○ ◯◯ △◯○ 11 6 3 2 3 .667
明大    ●○○ ●○△● ●○◯ ○○ 12 7 4 1 3 .636
立大 ●● ●● ●● ○●●    9 1 8 0 0 .111
東大 ●● ●● △●● ●●    9 0 8 1 0 .000