
(29)王座奪還へ 慶大倒して秋連覇へ前進せよ!/慶大戦展望

慶大は左右の二枚看板を筆頭にリーグ屈指の投手力を擁する。1戦目は、現役最多のリーグ戦通算22勝を誇る左腕・竹内大の先発が予想される。今季はここまで防御率3.86と本調子とは言い難いが、東大3回戦では6安打1失点で完投勝利を飾り復調の気配を見せている。2戦目は白村の先発が有力。今春は登板機会がなかったものの、今季はここまで2勝を挙げている。防御率も1点台と安定感は抜群だ。
救援陣には最速155kmの右腕・福谷や、法大1回戦で3回を無失点に抑えた只野などが控える。「体格は大きくないが球威がある」(影山・慶大)というルーキー加嶋の存在にも要注意。リリーフ陣を投げさせる前に、早い段階で得点を奪いこちらのペースに持ち込みたい。
打線は通算8本塁打の山崎錬や春の首位打者・阿加多など、中軸に長打力のある打者が並ぶ。クリーンナップの前を打つ、佐藤旭や福富を出塁させないことが攻略のカギとなる。また、横尾や谷田といった1年生の力も侮れない。
迎え撃つ明大投手陣は、チーム防御率2.09と好調。今季は先制されながらも粘って勝ち点を奪うゲームが多い。中でも上原健太投手(商1=広陵)は、4試合に登板し10イニングで1失点と抜群の安定感を誇る。東大1回戦では、5イニングを投げ2安打無失点と好投するなど豊富なスタミナも魅力の一つ。接戦が予想されるが、継投策で慶大打線を翻弄(ほんろう)したいところだ。

ここまで8打点と、勝負強い山崎錬
ここまで3カードを終え、全てのカードで勝ち点を獲得している明大。春は慶大に1勝もできず勝ち点を奪われたが、田中勇次主将(法4=鳴門工)は「春に負けたチームには負けない」と春のリベンジに燃える。慶大を下し、次に控える法大とのラストゲームに弾みをつける。
[高村洋輔]
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対慶大戦
10月13日 13時試合開始予定(三塁側)
10月14日 11時試合開始予定(一塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
12年春 | ●1-2 | 4位 |
●2-8 | ||
11年秋 | ●0-2 | 優勝 |
○3-2 | ||
○7-0 | ||
11年春 | ○6-0 | 4位 |
△2-2 | ||
●3-9 | ||
●0-5 | ||
10年秋 | ○4-0 | 4位 |
●0-8 | ||
●3-4 | ||
10年春 | ●2-3 | 3位 |
●3-4 | ||
09年秋 | ●3-8 | 優勝 |
○3-1 | ||
○8-4 | ||
09年春 | ○7-2 | 3位 |
○2-1 | ||
08年秋 | ●2-3 | 3位 |
●1-3 | ||
08年春 | △0-0 | 優勝 |
○6-2 | ||
○2-1 |
法 | 明 | 早 | 慶 | 立 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | — | ○○ | ◯○ | ○○ | 6 | 6 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | ||
明大 | — | ●◯◯ | ●◯◯ | ○○ | 8 | 6 | 2 | 0 | 3 | .750 | ||
早大 | ◯●● | — | ◯◯ | ◯○ | 7 | 5 | 2 | 0 | 2 | .714 | ||
慶大 | ●● | — | ○◯ | △○○ | 7 | 4 | 2 | 1 | 2 | .667 | ||
立大 | ●● | ○●● | ●● | ●● | — | 9 | 1 | 8 | 0 | 0 | .111 | |
東大 | ●● | ●● | ●● | △●● | — | 9 | 0 | 8 | 1 | 0 | .000 |
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