
(26)慶大戦事前インタビュー 山崎錬主将

―山崎錬主将―
・春を振り返ってみていかがでしたか
――何も納得する結果が得られなかったです。ですが、どのようなスタイルで戦えばいいかが最後に見えたことは大きかったです。(個人としては)自分のバッティングも崩れていて、ボールを最短で捉えられなかったことができず修正もできませんでした。
・課題に対してどのように取り組みましたか
――見たらすぐに分かるぐらい、フォームを変えてみました。雑誌で見たバリー・ボンズ(元サンフランシスコジャイアンツ)のインタビューを参考にしました。メジャーでもトップクラスの選手が、どんな打撃理論でやっているのかが気になったのがきっかけです。足も上げなくなりましたし、本当に(バリー・ボンズに)似ていると思います。オープン戦でも成果が出ていますし、何で打ち損じたのかもはっきりと分かるようになってきました。確実性も飛距離も出てきました。今までは反動で打とうとしていましたが、形で打てるようになりました。
・夏を通して、チームで変化した点はありますか
――速いストレートを打つ練習をしました。そうすることで、変化球にも対応できるようになりましたし、社会人相手にも打ち負けないようになりました。みんな成長したと思います。1年生もたくさん出てきて、競争が生まれてきました。
・明大に対してどのような印象を持っていますか
――個のレベルの高さを感じます。新しく出た選手が毎回活躍しますし、層の厚さを感じます。岡大海(投手・政経3=倉敷商)のストレートはすごいですよね。ピンポン球みたいに浮き上がってきます。自分たちのことをしっかりやって戦えればなと思います。
・大学生活ラストシーズンですが、この4年間はどうでしたか
――大きな組織ですし、いろいろな人との出会うことができて幸せでした。高校3年の時から腰が限界で、夏の甲子園が終わってから何もできませんでした。大学1年の9月まで自宅療養していて、野球をすることは無理かなとも思いました。野球を辞めてもいいかなとも思いました。いろいろとつらかったですが、野球のない生活はありえなかったですし、慶大の野球部に入って野球を続けて良かったです。
・最後に意気込みをお願いします
――個人の成績は抜きにして、とにかくチームのためにできたらなと思います。
ありがとうございました。
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