(17)選手インタビュー 上本崇司

2012.09.20
(17)選手インタビュー 上本崇司
 不振にもがいていた上本崇司内野手(商4=広陵)が、ついに本領発揮だ。1年次からレギュラーとして活躍しチームを支えてきた上本だが、これまでの通算打率は1割9分7厘と奮わず、悔しいシーズンの連続だった。しかし今秋は、開幕戦となった対立大1回戦で3打数2安打、対立大2回戦でも4打数2安打2打点と打撃復調の兆しだ。「バットを短く持つようになったことでバットコントロールがしやすくなった」と本人も確かな手応えをつかんでいる。
 今まで苦しんできた分、覚醒の秋となるか。上本にラストシーズンへの意気込みを語ってもらった。

・今春一番悔しかった試合や場面のハイライトがありましたら、教えてください
――負けた試合全てです。

・今春戦ってみて、チームに足りないと感じたところはありますか。また、それをふまえてチームで補強したところはありますか
――攻撃面ではチャンスでの一本が出なかったところです。守備でもミスがあったので、そこを補強できるように練習してきました。

・今春をふまえて上本選手ご自身は、夏の間はどのようなことを意識して練習されていましたか
――守備はもちろんですがバッティングはずっと課題なので、特にバッティングをしてきました。

・チームとして夏の高森キャンプでは何に重きを置いて取り組んだのでしょうか
――守備の強化です。

・春からチームが成長した部分を教えてください
――ミスが少なくなったところです。守り勝つ野球ができています。

・上本選手が夏の間、首脳陣の方々にバッティングフォームなど打撃に関して言われたことや修正した部分はありますか。またそれによってどのような成果や変化が得られていますか
――タイミングを少し早めに取るようにしたらボールが見えやすくなりました。それでいろいろな球に反応できるようになりました。

・バットを長いものにして、短く持つことで得られた成果は
――こっちのバットの方が軽くて、バットコントロールがしやすいです。

・1、2番と早い打順を打つ上で心掛けていることはありますか。また、ご自身のチームの中での役割はどのようなものだと感じていますか
――とにかく出塁することです。チャンスメイクをすることが自分の役割だと思っています。いやらしい打者を目指しています。

・他の選手にはない、上本選手の強みを教えてください
――守備と走塁では負けません。

ラストシーズンは“奮起”の秋に
ラストシーズンは“奮起”の秋に

・ラストシ-ズンを迎えるに当たって、どのようなお気持ちでいますか
――とにかく日本一になって監督をはじめ指導者の方々を胴上げして、笑顔で終わりたいです。

・最後に意気込みや目標を教えてください
――1試合1試合に集中し、ラストシーズンを「日本一」という形で締めくくりたいです。

・ありがとうございました。

◆上本崇司 うえもとたかし 商4 広陵高出 170cm・70㎏ 内野手 右/右

上本 今春・通算成績(9/17現在)
試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
今春
14
44
10
.227
通算
87
251
51
23
17
30
50
.203