(8)王座奪還へ、秋初戦の相手は立大!/立大戦展望


提供:「立教スポーツ」編集部
打線の層が厚い。立大打線を引っ張るのは西藤。今春開幕前にケガをしてしまい、開幕には間に合わなかったものの、その後打率3割4分4厘と安定したバッティングを見せた。50メートル5秒台と俊足の持ち主でもある。今秋開幕カードの慶大戦でも1番打者として2試合合計6打数3安打と好調を維持している。上位打線に回す前に塁に出したくないところだ。
そして、立大の優勝に向けカギとなるのは主将の松本幸だ。春は打撃不振で、打率は1割9分と苦しんだ。だが、10年春、11年春と2度にわたりベストナインに選出された実績もある。復活すると明大にとっても脅威になるに違いない。
規定打席に1打席及ばなかったが、デビューシーズンにして3割9分3厘と高打率を残した大城もいる。また今春結果を残した小尾、平原も打線の中軸となる。どの打者も決して油断はできない。

エース小室は今季も投手陣の大黒柱となる
投手陣において、要となるのはやはりエース小室だ。今秋が大学生活最後のシーズンとなる。昨春6勝、秋3勝し、2季連続Aクラス入りの立役者となった。監督からの信頼も厚い。「優勝を意識し過ぎることなく、目の前の一戦一戦を戦い抜きたい」(小室)と意気込む。
2番手以降には1年秋のリーグ戦で、初先発にして勝ち星を挙げた大型右腕、川端大翔がいる。そして、ルーキー右腕コンビ、小林昌と斎藤にも注目したところだ。またキャンプで好調だった大澤、矢部も戦力となり、投手陣の枚数はそろっている。今春チーム打率2割9分8厘と、リーグトップの強力打線を誇る明大打線の前に立ちはだかる壁となることに違いない。
悔しさを挽回したい。今春は、明大も立大も互いに優勝候補に挙げられながらBクラスに終わってしまった。それぞれ戦力が十分そろっているだけに上位を狙うのは必須だ。野球の神様はどちらにほほ笑むのだろうか。春の悔しさをばねに“優勝”の二文字を見据えた決戦がついに始まる。
[柳浦美央]
シーズン | スコア | 成績 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12年春 | ●2-6 | 4位 | ||||||||||
○12-0 | ||||||||||||
○14-0 | ||||||||||||
11年秋 | ○7-5 | 優勝 | ||||||||||
○7-0 | ||||||||||||
11年春 | ○3-1 | 4位 | ||||||||||
●3-4 | ||||||||||||
●1-3 | ||||||||||||
10年秋 | ○5-4 | 4位 | ||||||||||
●0-3 | ||||||||||||
○11-7 | ||||||||||||
10年春 | ●2-5 | 3位 | ||||||||||
●5-6 | ||||||||||||
09年秋 | ●1-2 | 優勝 | ||||||||||
○3-2 | ||||||||||||
○3-0 | ||||||||||||
09年春 | ○9-0 | 3位 | ||||||||||
○2-0 | ||||||||||||
08年秋 | ●1-3 | 3位 | ||||||||||
○1-0 | ||||||||||||
○11-3 |
早 | 慶 | 立 | 東 | 法 | 明 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | — | ○○ | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | ||||
慶大 | — | ○○ | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | ||||
立大 | ●● | — | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | ||||
東大 | ●● | — | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | ||||
法大 | — | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | |||||
明大 | — | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — |
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