(7)選手インタビュー 福田周平

2012.09.11
(7)選手インタビュー 福田周平
 頼れる切り込み隊長が秋へ向け、力強く意気込んだ。福田周平内野手(商2=広陵)は今春、二塁手のレギュラーに定着した。打順も9番から1番を任されると、首脳陣期待通りの.321という打率を残し、見事ベストナインを獲得。大躍進のシーズンだった。しかし「ベストナインはもう忘れる」と自分のタイトルはあくまでも二の次。福田が求めるものは優勝の二文字だけだ。今回は王座奪還するべく、負けられない秋への思いを語ってもらった。

・明大の試合まで残り数日となりましたが、調子はいかがですか
――ぼちぼちですね。いつも通りやれています。

・夏の間はどのような意識を持って練習に取り組まれたのでしょうか
――ベストナインを取ったことを1回忘れて、心機一転しました。春は日本一になれなかったので、それを目指して一生懸命練習しました。

・今春最も悔しかった試合や場面は
――やっぱり早大4回戦です。自分は最後のバッターだったんですけど、その時二塁にランナーがいて。自分に一打出ていればどうにかなっていたと思うので、あれが一番悔しかったですね。

・ベストナインを取った春、福田選手が3割以上打てた要因は何だったのでしょうか
――バットを一握り短く持つということを特に意識して打ちました。あとは、甘い球をとにかく打っていただけですね。

・秋に向けてフォームなど何か変えたところはありますか
――めちゃくちゃ変えたわけではないですが、トップの位置を少し変えました。

・キャンプや夏の練習で具体的に取り組んだことは
――守備と、あとバッティングです。1日に1500本くらいは振っていたと思います。

・オープン戦など実戦で成果は出ていますか
――チームは日本一になる力が出ていると思います。オープン戦は終盤ちょっと(調子が)下がり気味でしたが、これから上げることができるので。初戦の立大戦に合わせて、調子を上げていきます。

・立大戦までのわずかな時間で、まだ調整できると感じるところは
――バッティングをもっと上げていきたいです。そのためにはもっともっと(バットを)振って頑張らないとなと思います。

・明大は守りのチームが伝統ですが、この秋はどのようなチームになりそうですか
――守りももちろん大事ですが、自分は攻撃的なチームをつくれたらと思っています。攻撃にも積極的なチームをつくりたいです。

・福田選手はまだ2年生ですが、上級生に交じって内野を守る上で心掛けていることは
――そうですね。若いのでとにかくチームを盛り上げられるようにしています。(声も一番出ている印象を受けます)はい。声は意識して出すようにしていますね。

・福田選手と同じ2年生や高山(俊・文1=日大三)選手ら1年生の下級生の活躍も見られています
――例年に比べて下級生が早くから出て頑張っていますね。出ている以上責任を持って、チームを盛り上げて先輩方のサポートができればと思います。そうすれば、チーム全体もいい方向にいくと思っています。

・福田選手ご自身はこの秋も早い打順を任されそうですが
――甘い球を積極的に振って、ボール球には手を出せないようにしています。ヒットにしろフォアボールにしろ、何であれとにかく出塁することだけを意識しています。チームのためにとにかく(塁に)出ます。

・今春9番から1番に定着して、いかがでしたか
――うれしかったです。首脳陣の方々に期待していただいているんだと思いました。

・初めてスタメン定着した今春とこの秋とで開幕前の心境に違いはありますか
――やっぱり、開幕前はいつでもドキドキしますね。

高校時代からの座右の銘を胸に秋へ臨む
高校時代からの座右の銘を胸に秋へ臨む

・どのようなバッターを目指していますか
――相手から嫌がられるバッターを目指しています。塁に出したくないと思わせたいです。

・この秋勝つためのポイントや、必要なことは
――強い心です。日本一を取ろうという強い気持ちが大事だと思います。チームとしても受け身にならず、強気でいくことだと思います。相手より強い気持ちを持っていければ、勝てると思います。

・どのカードがキーになりそうでしょうか
――2カード目の早大ですね。春優勝していますし、ここに勝てないと優勝できないと思っています。

・それでは、最後に秋への意気込みをお願いします
――自分個人としては常に全力でプレーすることを忘れず、頑張ります。チームとしてはリーグ優勝、そして日本一です!

・ありがとうございました

◆福田周平 ふくだしゅうへい 商2 広陵高出 170㎝・65㎏ 内野手 右/左

福田 今春・通算成績
試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 四死球 打率
今春
15
56
18
.321
通算
16
56
18
.321