
ルーキー特集(2)目指せ切り込み隊長 小倉貴大

父や兄と幼いころからキャッチボールをしていて自然と野球が好きになり野球を始めたという小倉。高校3年生だった昨年、関西高の夏の甲子園の最高成績であるベスト4に1番・中堅手として貢献した。その夏の甲子園の試合の中でも自分にとって一番印象深い試合は第1回戦の延長12回サヨナラ勝ちをした対九州国際大付高戦。「その年の選抜で準優勝した優勝候補の九州国際大付高と接戦で勝つことで、チームが一体であることを再認識しました」。
そして今年の春に明大硬式野球部の一員となった。高校と大学では環境や練習が大きく異なる。「レベルが高いところで野球をやりたかった」という理由で明大を進学先として選んだ小倉は、大学と高校の違いに「全体練習の時間の短さ」を挙げる。高校と比べて大学は全体練習の時間が短く、その分自主練習の時間が多い。多くの選手が戸惑いを見せるところだ。小倉はまず大学野球に慣れることを意識している。
自身のアピールポイントとして「逆方向に低い打球を打ち、足を生かしてプレッシャーを与える」というプレースタイルを挙げた小倉の目標は、青木宣親選手(ミルウォーキーブルワーズ)のような走・攻・守全てのレベルが高い選手だ。明大でも高校時代のような不動の1番打者として活躍できるか注目だ。
好きな言葉に母校・関西高の校訓「敢為(かんい)の精神」を挙げた小倉。「敢為の精神」とは「困難に出くわしてもへこたれないで、頑張り抜いて目的を達成するというチャレンジ精神のこと」という意味だ。この言葉を胸に「明大の切り込み隊長」への成長と大活躍が期待される。
◆小倉貴大 おぐらたかひろ 文1 関西高出 170cm・66kg 右/左 外野手
釣りが趣味という小倉。オフに実家に帰った際には父親と一緒に海に釣りへ行ったほどの釣り好きだ。
次回のルーキー特集は石井元内野手(営1=履正社)8月10日(金)アップ予定です。お楽しみに。
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