全日へ向け本格始動!大量15得点で快勝/オープン戦
中でも、今季スタメンに定着し始めた加藤直紀(商2=明大中野八王子)が調子の良さをアピールした。初回、1死満塁の絶好のチャンスを自らのものにした。「練習が始まって2日目なので、とりあえず思い切り振ろうと思っただけ」(加藤)という当たりは値千金の満塁本塁打を呼び込んだ。この回打者一巡の猛攻で5得点を追加。立ち上がりに本塁打で3得点を失った赤尾裕希(文2=錦城)に打線が立ち直りのきっかけを与えた。その後も加藤は、連続で適時打を放ち、4打数3安打の固め打ちを披露。驚異の7打点を自身のバットで稼いだ。「全日までしっかりこの調子を保っていきたい」と定位置を確固なものとしようと、激しい外野手争いから一歩リードを見せた。
今回は先発の2本柱である赤尾、酒井一輝(商3=明大明治)をどちらも起用。スタメンも公式戦さながらのメンバーで固めた。「全日でいい結果を残すため」(長谷部)に本番を想定した戦いを今後も行っていくようだ。全日までのこの1カ月、さらなるレベルアップを図り、リーグ戦をどん底からはい上がってきた地力を再び大舞台で発揮させる。
☆試合後のコメント☆
長谷部
「試験明けということで、昨日練習初めての今日の試合だったので、内容はどうであれ思い切っていこうという感じだった。しかし、15得点以上取って、守備もそこそこ良かった。最悪の状態ではなかったので今後がつくりやすいと思う。全日に出場するチームはどこも変わらず強いチームだと思っている。挑戦者の気持ちで行かないといけない。今日関東学大とこういった試合をしたからといって、これで結構いけるとも全く思っていない。一戦一戦やっていく中でモチベーションを高めていきたい。(オープン戦は主力中心であったが)結構練習でも主力とを分けてしまっている。やはり下級生のためにというのもあるが、全日でいい結果を残すために今までやってきているので、しっかり割りきっている。主力とぎりぎりのラインを入れてうまいことやっている。(主将として)やはり夏は暑くてだれるところがある。そこは自分がだれずに、楽しくみんなをうまい具合にモチベーションを高めていきたい」
加藤
「(初回満塁本塁打について)あれは本当にたまたま。まだ練習始まって2日目なので、とりあえず思い切り振ろうと思っただけ。(試験期間中は)あまりやっていない。空いた時間に軽く体を動かしていた程度なので、本当に昨日始めたという感じ。ピッチャーが投げる球を打ったのも昨日が久々なので、どうして打てたのかなという感じ。(予選会から調子がいいが)意外と調子をキープできているので全日までしっかりこの調子を保っていきたい。(合宿では)どちらかというと打つ方を重視していきたい。いろいろ練習できるので自分のスイングを確認しながらやっていきたい」
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