
(38)最終カード、Aクラス入りを懸け立大と大激突!/立大戦展望

ついに迎える最終カード、対する相手は立大。立大は昨年、春秋ともにAクラス入りを果たし優勝候補の一角に上っていたが、開幕4連敗と最悪のスタートで今季の幕を開けた。しかし第3カードの東大戦での連勝を引き金に、続く慶大からも勝ち点奪取。昨年の春秋も後半戦の追い上げが印象的だった立大だけに、明大は序盤からしっかり抑えて勢いづけさせないことが重要だ。
勝敗の命運を握るエース・小室は3月に左肩を痛め投げ込みができず、万全でないままリーグ戦を迎えた。第1カードの法大1回戦では長打に本塁打にと法大打線につかまり、続く早大1回戦でも2回5失点で連続負け星を喫している。大塚監督は昨シーズンの敗因を「小室に続く投手がいなかった」と振り返ったが、今季も小室不調の穴埋めができないままかと思わせた。
しかし第3カードの東大戦で新戦力が台頭し始めた。東大2回戦では初めて先発を任された川端翔、大澤、小林昌の1、2年投手の継投が功を成しようやく勝ち点を奪取。ここから立大の巻き返しが始まった。
エース・小室が復活した。初勝ち点奪取の勢いそのままに、慶大1回戦では3安打完封。決め球のカットボールの前に慶大打線は沈黙した。
エースの奮闘に応えるように、打線もようやくつながりを見せた。慶大2回戦では打撃不調の松本幸主将が2本の適時打を含む3安打3打点で勝利に大きく貢献、復活の兆しを見せている。また現在リーグ4位の打率を誇る小尾や、規定打席に満たないものの打率4割5分のルーキー大城など役者はそろう。リーグ前半は打線がつながらず得点に結び付かなかったが、調子を上げてきているだけに侮れない。
立大はこれまで4連勝と立ち直りを見せている。一方明大は早大との接戦をものにできず、また4戦目までもつれ込んだこともあり疲労も積もっている。互いに勝ち点2と並ぶ中、Aクラス入りを懸け激しい戦いが予想される。泣いても笑っても最終カード。秋への弾みをつけるためにも、Aクラス入りは死守したい。
☆応援へ行こう☆
立大戦
5月26日 11時試合開始予定(一塁側)
5月27日 13時試合開始予定(三塁側)
☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
早 | 法 | 明 | 立 | 慶 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | — | ○○ | △○●○ | ○○ | ○○ | 10 | 8 | 1 | 1 | 4 | .889 | |
法大 | ●● | — | ●△○● | ○○ | △○○ | 11 | 5 | 4 | 2 | 2 | .556 | |
明大 | △●○● | ○△●○ | — | ●● | ○○ | 11 | 5 | 5 | 2 | 2 | .500 | |
立大 | ●● | ●● | — | ○○ | ○○ | 8 | 4 | 4 | 0 | 2 | .500 | |
慶大 | △●● | ○○ | ●● | — | ○○ | 9 | 4 | 4 | 1 | 2 | .500 | |
東大 | ●● | ●● | ●● | ●● | — | 8 | 0 | 8 | 0 | 0 | .000 |
写真提供:立教スポーツ新聞会
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