(38)最終カード、Aクラス入りを懸け立大と大激突!/立大戦展望

2012.05.25
 ついに迎える最終カード、対する相手は立大。立大は昨年、春秋ともにAクラス入りを果たし優勝候補の一角に上っていたが、開幕4連敗と最悪のスタートで今季の幕を開けた。しかし第3カードの東大戦での連勝を引き金に、続く慶大からも勝ち点奪取。昨年の春秋も後半戦の追い上げが印象的だった立大だけに、明大は序盤からしっかり抑えて勢いづけさせないことが重要だ。
 勝敗の命運を握るエース・小室は3月に左肩を痛め投げ込みができず、万全でないままリーグ戦を迎えた。第1カードの法大1回戦では長打に本塁打にと法大打線につかまり、続く早大1回戦でも2回5失点で連続負け星を喫している。大塚監督は昨シーズンの敗因を「小室に続く投手がいなかった」と振り返ったが、今季も小室不調の穴埋めができないままかと思わせた。

 しかし第3カードの東大戦で新戦力が台頭し始めた。東大2回戦では初めて先発を任された川端翔、大澤、小林昌の1、2年投手の継投が功を成しようやく勝ち点を奪取。ここから立大の巻き返しが始まった。
 エース・小室が復活した。初勝ち点奪取の勢いそのままに、慶大1回戦では3安打完封。決め球のカットボールの前に慶大打線は沈黙した。

 エースの奮闘に応えるように、打線もようやくつながりを見せた。慶大2回戦では打撃不調の松本幸主将が2本の適時打を含む3安打3打点で勝利に大きく貢献、復活の兆しを見せている。また現在リーグ4位の打率を誇る小尾や、規定打席に満たないものの打率4割5分のルーキー大城など役者はそろう。リーグ前半は打線がつながらず得点に結び付かなかったが、調子を上げてきているだけに侮れない。

 立大はこれまで4連勝と立ち直りを見せている。一方明大は早大との接戦をものにできず、また4戦目までもつれ込んだこともあり疲労も積もっている。互いに勝ち点2と並ぶ中、Aクラス入りを懸け激しい戦いが予想される。泣いても笑っても最終カード。秋への弾みをつけるためにも、Aクラス入りは死守したい。

[中村綾佳]

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立大戦 
5月26日 11時試合開始予定(一塁側)
5月27日 13時試合開始予定(三塁側)

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試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
勝敗表 第6週  5/25現在
早大 ○○ △○●○ ○○ ○○ 10 8 1 1 4 .889
法大 ●● ●△○● ○○ △○○ 11 5 4 2 2 .556
明大 △●○● ○△●○ ●● ○○ 11 5 5 2 2 .500
立大 ●● ●● ○○ ○○ 8 4 4 0 2 .500
慶大 △●● ○○ ●● ○○ 9 4 4 1 2 .500
東大 ●● ●● ●● ●● 8 0 8 0 0 .000

写真提供:立教スポーツ新聞会