(33)首位・早大と激突!秋春連覇へ正念場を迎える/早大戦展望

切れ目のない打線は勢いづくと止まらない。チーム打率が3割を超え、6戦中3戦で2桁得点を挙げている早大打線。好調の打線の中でもカギを握るのは4番に座る杉山だ。立大戦を試合前のアクシデントにより欠場したため、規定打席には達していないが、鋭いスイングを武器に打率5割をマークしている。復帰2戦目となる法大2回戦では第1打席に先制2点本塁打を放ち、完全復活をアピール。明大にとっては打線の軸を封じ込めたいところだ。その他にも現在、打撃成績1、2位の小野田、大野大、実績のある佐々木主将、地引、また期待のルーキー・茂木なども控えており、打撃陣の層は厚い。
盤石の投手陣を誇る。ここまで6試合を終え、失点はわずか5。チーム防御率は0.67と圧倒的な投手力を見せつけている。第1戦の先発マウンドは高梨が濃厚。決め球はないが、全球種とも一定以上の水準を誇っており、投手としての総合力で勝負する。昨年、1年生ながらも17試合に登板。ピンチにも動じない強い精神力で、1年間を通じて活躍を見せた。今季は3戦3勝、防御率0.54。「昨年の経験は今年に生きてくると思う」(高梨)と、エースの名にふさわしい活躍で、好調早大の原動力となっている。
大物ルーキーが早くも結果を出している。エース・高梨を上回る成績を残しているのは、昨夏、日大三高のエースとして甲子園を沸かせた吉永。斎藤佑樹選手(北海道日本ハムファイターズ)が1年次につけていた「16」を背負い、ここまで投手成績トップ。東京六大学史上初となる1年生で全て先発での3戦3勝という快挙も成し遂げ、前評判以上の活躍を見せている。常時140㎞を超える伸びのある速球に加え、落差の大きいカーブ、シンカーを巧みに操る。ルーキーながら投手としての完成度は高く、打ち崩すことは容易ではない。そして後ろには152㎞右腕・有原も控えている。明大としては各投手の立ち上がりを攻め込んでいきたい。
明大も投打に調子を上げている。法大戦では終盤に追い上げを許す場面が多く見られ、課題が残る試合が続いた。だが石川駿内野手(政経4=北大津)が4戦で8打点、福田周平内野手(商2=広陵)が打撃成績トップ10入りなど、つなぎの打線に当たりが出始めた。また投手陣では山崎福也投手(政経2=日大三)、関谷亮太投手(政経3=日大三)の両先発投手が安定した投球を見せる。山﨑は法大1回戦で完投こそ逃すも、8回1/3を2失点と好投。勢いづく早大打線も抑え込みたい。
絶対に負けられない一戦となる。ここまで開幕6連勝と勢いづく早大。明大はここで勝ち点を落とせば、その時点で優勝への望みは消滅してしまう。秋春連覇へ正念場を迎えた第4カード。宿敵との厳しい戦いを制し、王者としての意地を見せる。
☆応援へ行こう☆
早大戦
5月19日 10時半試合開始予定(三塁側)
5月20日 13時半試合開始予定(一塁側)
☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
早 | 慶 | 明 | 法 | 立 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | — | ○○ | ○○ | ○○ | 6 | 6 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | ||
慶大 | — | ○○ | △●● | ○○ | 7 | 4 | 2 | 1 | 2 | .667 | ||
明大 | ●● | — | ○△●○ | ○○ | 8 | 4 | 3 | 1 | 2 | .571 | ||
法大 | ●● | △○○ | ●△○● | — | ○○ | 11 | 5 | 4 | 2 | 2 | .556 | |
立大 | ●● | ●● | — | ○○ | 6 | 2 | 4 | 0 | 1 | .333 | ||
東大 | ●● | ●● | ●● | ●● | — | 8 | 0 | 8 | 0 | 0 | .000 |
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