(30)早大戦事前インタビュー 佐々木主将、地引選手

2012.05.15
 現在、勝ち点3で単独首位に立つ早大。杉山、地引といった実績のある4年生に加え、1、2年生の新戦力も活躍を見せ、チームは勢いづいている状況だ。毎回、熱戦が繰り広げられる早明戦。今季は優勝戦線へ生き残りを懸け、一層負けられない一戦となる。今回は岡村監督をはじめ、佐々木主将、地引選手、杉山選手、高梨選手、有原選手、中村選手、吉永選手の8人に話を聞いた。

―佐々木主将―
・昨秋を振り返っていかがですか
――優勝できず悔しい思いをしました。2位でも、優勝できなければ意味がないです。

・冬の間はどのような練習をしていましたか
――振り込み1000本やりました。6秒に1本のペースで振ったりしていて。優勝できなかったのでコーチや自分たちの意向で昨年よりきついメニューを組みました。

・何か効果は得られましたか
――みんな打球が速くなって、飛距離も遠くなりました。ちょっとした打球でも抜けるようになりましたね。

・今年の早大の攻撃、守備のスタイルをそれぞれ教えてください
――攻撃面では、まず打線としてしっかり機能したいですね。一人一人が役割を自覚してやっているとは思います。また足の速い選手が多いので、足を絡めた攻撃をしていきたいです。守備は投手陣がいいリズムをつくってくれています。四球も昨年に比べて少ないので。ルーキーの吉永には期待しています。

・佐々木さん自身はどのような主将を目指していますか
――人より練習するようにしています。背中で語るキャプテンになりたいですね。プレーで引っ張ります。4年が最上級生として一番苦しむということを忘れずにやりたいです。

・どのようなチームをつくっていきたいですか
――守りをしっかりやりたいですね。そこから攻撃につなげたいです。

・今年の明大にはどのような印象を持っていますか
――守備が堅い印象があります。走守にそつがないですね。

・特に警戒している選手は
――岡大海投手(政経3=倉敷商)と中嶋啓喜外野手(法3=桐蔭学園)です。とりあえず明大のペースに巻き込まれないようにしたいです。応援がすごいので。

・最後に意気込みをお願いします
――優勝します!

・ありがとうございました。

―地引選手―
・昨秋を振り返っていかがですか
――課題が残りました。優勝できなかったら2位でも何でも同じです。

・課題とは
――打撃でも守備でも勝負強さが出せなかったです。

・その反省から、冬の間取り組んだことは
――バッティングでは、当てにいくのではなく軸に当てるように意識しました。自分の形を崩さないように、振り切るように心掛けましたね。また、スイング量を増やしました。

・効果は得られましたか
――逆方向に強い打球を飛ばせるようになりました。

・早大打線の中でどのように機能していきたいですか
――つなぐ意識を持ってやりたいです。長打がそんなに出ないので。塁に出たら足でかき回します。打線もチームも4年生で引っ張っていけたら理想的ですが、全員で打っていきたいです。

・捕手としてはどう戦っていきたいですか
――投手陣をサポートしていいところを引き出していけたらと思います。高梨はマウンドさばき一つ取っても成長したと思います。有原も昨年の悔しさから意識が変わったでしょうし、ルーキーの吉永もいいもの持っているなという印象を受けました。

・今年の明大にはどのような印象を持っていますか
――昨年の主力が抜けて、本当に新戦力ですよね。怖いです。

・特に警戒している選手は
――バッターだったら上本崇司内野手(商4=広陵)です。足が速いので塁に出したくないですね。投手だったら岡大投手ですね。

・最後に意気込みをお願いします
――明大には泥臭く、自分たちの野球をやって勝ちたいです。勝ちにこだわって貪欲にやっていきます。

・ありがとうございました。