(29)早大戦事前インタビュー 岡村監督

2012.05.15
 現在、勝ち点3で単独首位に立つ早大。杉山、地引といった実績のある4年生に加え、1、2年生の新戦力も活躍を見せ、チームは勢いづいている状況だ。毎回、熱戦が繰り広げられる早明戦。今季は優勝戦線へ生き残りを懸け、一層負けられない一戦となる。今回は岡村監督をはじめ、佐々木主将、地引選手、杉山選手、高梨選手、有原選手、中村選手、吉永選手の8人に話を聞いた。
―岡村監督―
・昨秋を振り返っていかがですか
――優勝した明大と4勝も差があったわけですよね。優勝したチームとそれだけの差があったわけですから、その現実を直視しなければならないです。

・昨秋の反省から冬はどのような練習をしてきたのですか
――体力強化と基本プレーの徹底です。早大らしい野球をするためには、基本がまず大切なので。体力強化の成果は選手の下半身の体つきに出てきましたね。

・今季はどのような野球をやっていきたいですか
――早大らしく、一球入魂の精神に基づいてやっていきたいです。格好悪くても必死に体を張って一球に集中した野球ですね。勝っても負けてもいい試合だったなと思ってもらえるような野球が、早大野球です。

・今年のチームの特徴は
――昨年は4年生が結構多かったのですが、今年はベンチに1、2年が多いです。フレッシュなチームですね。さらに勢いづくためには3、4年にももっと頑張ってもらわないといけないです。リーグ戦は下級生が活躍できるほど甘くないですからね。

・攻撃と守備、それぞれ今年のスタイルを教えてください
――攻守ともに4年生に期待しています。佐々木、地引、杉山は長打もありますし、頑張ってくれたらおのずといい結果が出ると思います。また、中村や吉澤の機動力にも期待しています。でもまずは出塁することですね。

・投手陣についてはいかがですか
――高梨、横山、有原、小山田、吉永など数はそろっています。でも一人一人もっと成長していかないと。リーグ戦はやはり経験がものをいうので、始めからどんどん投げていくのも難しいと思うので…。

・今年の明大にはどのような印象を持っていますか
――選手の能力が高いので、経験不足でも強力なチームになると思います。全く予測ができないですね。上本崇司内野手(商4=広陵)や中嶋啓喜外野手(法3=桐蔭学園)ら経験のある選手がチームを引っ張っていくのかなという印象です。

・最後に意気込みをお願いします
――日本一を狙います。

・ありがとうございました。