(27)優勝戦線に踏みとどまれ!負けられない”明法戦”!/法大戦展望

2012.05.02
(27)優勝戦線に踏みとどまれ!負けられない”明法戦”!/法大戦展望
 第3カードは、早大と並び現在リーグ1位の法大と対戦する。法大は持ち前の打撃力に加え、今季は好調な投手陣の活躍が目を見張る。明大は慶大戦で連敗を喫し、勝ち点を落としているだけにこれ以上の敗北は許されない。秋春連覇に向け、まさに正念場を迎える。

 リーグ戦2カードを終えて、首位を走る法大。その快進撃を象徴するのが、投手陣の奮闘ぶりだ。エース・三嶋は、切れ味鋭いスライダーを武器に防御率0.95と抜群の安定感を見せる。対慶大1回戦では延長10回を1人で投げ抜き、慶大打線を1点に封じ込んだ。2戦目の先発候補である2年生の石田は、ここまで3試合に登板して2勝を挙げている。対慶大戦では3戦目に先発し、9回6安打1失点10奪三振と快投を披露した。また法大金光監督が「今年急成長した」と言う船本や、威力ある直球を投げる渡辺が後ろに控える。

 攻撃的な打線は今年も健在だ。今季は上位打線を伊藤慎、建部主将、多木、岩澤の4年生が固める。打線のどこからでも点が奪えるだけに、気が抜けない。中でも、現在リーグ戦通算87安打を記録する多木には要注意だ。今季は1割4分3厘と不調に陥っているが、シーズン開幕前の通算打率は3割を超えているだけに侮ることはできない。下位打線には長打もある捕手・土井が控える。今季二つの本塁打を放っており、パンチ力がある。土井の前に走者を出さないことが、失点を防ぐカギとなりそうだ。

 上級生以外に、新戦力も台頭の兆しを見せる。昨年、名門・日大三の主将として夏の甲子園を制した畔上は対立大2回戦で8番センターとしてスタメン出場。1年生ながら、リーグ戦デビューを果たしている。

打線の要となる多木
打線の要となる多木

 法大とは“血の明法戦”と呼ばれるほど、過酷な戦いを繰り広げてきた。今年も、優勝を懸けた2校の熱い戦いが予想される。好調な法大投手陣をどう打ち崩すのか。慶大相手に3点しか奪えず、勝負どころでのあと1本を欠いた明大打線。停滞気味の打撃陣の復調に期待したい。

[髙村洋輔]
過去の法大戦スコア
シーズン スコア 成績
11年秋 ◯9-8 優勝
●1-3
◯3-2
11年春 ◯5-2 4位
●1-3
●0-2
10年秋 ◯4-1 4位
●5-8
●1-0
10年春 ◯6-5 3位
◯4-2
09年秋 ◯5-1 優勝
●1-3
○3-2
09年春 ●3-5 3位
●4-5
08年秋 ◯3-0 3位
◯7-0
08年春 ◯7-2 優勝
△2-2
○6-0

☆応援へ行こう☆
法大戦 
5月5日 10時半試合開始予定(一塁側)
5月6日 13時半合開始予定(三塁側)

☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分

勝敗表 第3週  5/2現在
試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
早大 ○◯ ◯◯ 4 4 0 0 2 1.000
法大 △◯◯ ◯◯ 5 4 0 1 2 1.000
明大 ●● ◯◯ 4 2 2 0 1 .500
慶大 △●● ◯○ 5 2 2 1 1 .500
立大 ●● ●● 4 0 4 0 0 .000
東大 ●● ●● 4 0 4 0 0 .000