
(27)優勝戦線に踏みとどまれ!負けられない”明法戦”!/法大戦展望

リーグ戦2カードを終えて、首位を走る法大。その快進撃を象徴するのが、投手陣の奮闘ぶりだ。エース・三嶋は、切れ味鋭いスライダーを武器に防御率0.95と抜群の安定感を見せる。対慶大1回戦では延長10回を1人で投げ抜き、慶大打線を1点に封じ込んだ。2戦目の先発候補である2年生の石田は、ここまで3試合に登板して2勝を挙げている。対慶大戦では3戦目に先発し、9回6安打1失点10奪三振と快投を披露した。また法大金光監督が「今年急成長した」と言う船本や、威力ある直球を投げる渡辺が後ろに控える。
攻撃的な打線は今年も健在だ。今季は上位打線を伊藤慎、建部主将、多木、岩澤の4年生が固める。打線のどこからでも点が奪えるだけに、気が抜けない。中でも、現在リーグ戦通算87安打を記録する多木には要注意だ。今季は1割4分3厘と不調に陥っているが、シーズン開幕前の通算打率は3割を超えているだけに侮ることはできない。下位打線には長打もある捕手・土井が控える。今季二つの本塁打を放っており、パンチ力がある。土井の前に走者を出さないことが、失点を防ぐカギとなりそうだ。
上級生以外に、新戦力も台頭の兆しを見せる。昨年、名門・日大三の主将として夏の甲子園を制した畔上は対立大2回戦で8番センターとしてスタメン出場。1年生ながら、リーグ戦デビューを果たしている。

打線の要となる多木
法大とは“血の明法戦”と呼ばれるほど、過酷な戦いを繰り広げてきた。今年も、優勝を懸けた2校の熱い戦いが予想される。好調な法大投手陣をどう打ち崩すのか。慶大相手に3点しか奪えず、勝負どころでのあと1本を欠いた明大打線。停滞気味の打撃陣の復調に期待したい。
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
11年秋 | ◯9-8 | 優勝 |
●1-3 | ||
◯3-2 | ||
11年春 | ◯5-2 | 4位 |
●1-3 | ||
●0-2 | ||
10年秋 | ◯4-1 | 4位 |
●5-8 | ||
●1-0 | ||
10年春 | ◯6-5 | 3位 |
◯4-2 | ||
09年秋 | ◯5-1 | 優勝 |
●1-3 | ||
○3-2 | ||
09年春 | ●3-5 | 3位 |
●4-5 | ||
08年秋 | ◯3-0 | 3位 |
◯7-0 | ||
08年春 | ◯7-2 | 優勝 |
△2-2 | ||
○6-0 |
☆応援へ行こう☆
法大戦
5月5日 10時半試合開始予定(一塁側)
5月6日 13時半合開始予定(三塁側)
☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
早 | 法 | 明 | 慶 | 立 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | — | ○◯ | ◯◯ | 4 | 4 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | |||
法大 | — | △◯◯ | ◯◯ | 5 | 4 | 0 | 1 | 2 | 1.000 | |||
明大 | — | ●● | ◯◯ | 4 | 2 | 2 | 0 | 1 | .500 | |||
慶大 | △●● | ◯○ | — | 5 | 2 | 2 | 1 | 1 | .500 | |||
立大 | ●● | ●● | — | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | .000 | |||
東大 | ●● | ●● | — | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | .000 |
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