(26)法大戦事前インタビュー 三嶋選手、石田選手

2012.05.01
(26)法大戦事前インタビュー 三嶋選手、石田選手
 今週の相手は、現在1位を走る法大。5試合を終えて、7失点と投手陣の奮闘が際立っている。秋春連覇に向け、正念場の戦いを迎えそうだ。今回は法大の金光監督、建部主将、多木選手、三嶋選手、石田選手、伊藤諒選手の6人に話を聞いた。

―三嶋選手―
・昨秋を振り返っていかがですか

――自分の持ち味が全く出せないシーズンでした。納得できるボールは一つもなかったです。それくらい悔しい思いをしました。

・三嶋さんの持ち味は何ですか
――体は小さいですが(ボールに)スピードや勢いがあるところです。

・失速してしまった原因は
――1、2年のころはリリーフだったのですが、3年になって先発したい気持ちが出てきました。なのでコントロールを磨くことが必要だと思い、練習でも腕をあまり振らずに四隅に丁寧に投げ過ぎていました。それで結果的にスピードが落ちてしまって、コントロールもさほど良くならなかったので…。それが持ち味を出せなかった原因です。

・それを見直して、この冬はどのような練習をされていたのですか
――球数を増やして、一球一球腕を振りました。コントロールより球威を重視しましたね。それで、自分の力が出せるようになりました。あとは、投げ込みの量を増やしました。多い時は250球くらいでしたね。

・三嶋さんのスライダーは六大の中で最もすごい変化球だといろいろな選手が話していました
――自分、今ストレートが一番自信あるのでストレートって言ってほしかったです。真っすぐあってのスライダーなので。真っすぐがいい時は、スライダーも走っています。

・今年の明大についてはどのような印象を持っていますか
――野村さんが抜けて力が落ちると言われていますが、自分は明大が一番力があると思っています。油断できないです。野村さんがいないにしても強い相手です。投手陣が安定していて、層が厚いですね。

・特に注目している投手は
――岡大海投手(政経3=倉敷商)はジャパンの時にいい投手だと感じました。投手陣、みんなレベル高いですよね。

・最後に、今季の目標をお願いします
――昨秋は明大にやられて悔いが残りました。今春は力みをなくして当たり前のことをしっかりやって、完全優勝したいです。

・ありがとうございました。

現在2勝を挙げ、好調を維持する石田選手
現在2勝を挙げ、好調を維持する石田選手

―石田選手―
・昨年1年間戦ってみていかがですか

――秋から試合に出させてもらいましたが、優勝したかったです。最初は調子も良かったのですが、リーグ戦中の調整の仕方がまだ分からなかったので、フォームも崩れたりしました。

・秋からキャンプにかけて取り組んだことはありますか
――体力的に足りない部分があったので、第一に体力を付けることを考えました。それにプラスして、走りこんだりして球の威力に磨きをかけました。細かな筋肉を強化することもできました。球の質も良くなったと思います。

・自身の投球スタイルを教えて下さい
――ピッチングの8割以上をストレートで組み立てます。変化球を投げないわけではないですが、ストレートで三振を取れるようになりたいです。

・今年の明大にどういう印象を持っていますか
――同じ中国地方出身ということで、岡大投手に注目しています。高校時代も対戦しましたが、右左は違いますけどあれぐらいのストレートを投げたいです。自分も4年生までには150㎞出したいです。打者では上本崇司内野手(商4=広陵)です。昨年対戦して、すごく投げにくかったです。簡単に空振りしてくれる打者はいないと思うので、打たせていきたいです。

・リーグ戦の目標を教えて下さい
――昨年は5試合投げて3勝しかできなかったので、今年は先発させてもらえたら全部勝ちます。

・ありがとうございました