
(17)慶大戦事前インタビュー 山﨑錬選手

―山﨑錬選手―
・昨シーズンはどんなシーズンでしたか
――5位という結果に終わって、悔しいシーズンでした。春は自分たちがどこまでいけるのか未知数で、全員が勝ちに貪欲でチャレンジャー精神がありました。秋は春良かったこともあってか、練習に取り組む姿勢や野球に対する態度が良くなかったかなと思います。そういうところで、野球の神様に見放されてしまってあと一本が出なかったかなと思いました。
・反省点は
――春も秋も、終盤に集中力が落ちてくるなと感じました。自分としては、リーグ戦中に結構打撃フォーム変えていたりしたので、今年は迷いなく一貫していこうと思いました。冬の間は一貫してやってきたので、それを貫きたいです。今まで打てないときはコロコロ変えていましたが、結果が出なくてもぐっとこらえて一貫したいと思います。
・一冬超えていかがですか
――冬は完全に個人練して、振り込んでレベルアップしようという感じでした。キャンプ始まってからはどこよりも声を出して、泥臭くやってきました。振り込みを増やして1200本毎日やってきたことが自信になっていると感じます。
・その練習の成果は
――オープン戦いい感じできてますね。やってきたことは間違いじゃなかったと思いました。振り込んできた分、実戦でも振れていました。理想は去年の明治です。上位から下位打線、どこからでも点が取れている打線でした。自分たちもそうしたいなって思っていました。今、そうなりつつあるかなとは実感しています。慶応はやっぱり守備からのリズムが大切なので、そこもしっかりやっていきたいですね。伊藤隼太選手(阪神タイガース)が抜けたのは大きいけど、みんなでつないでいきたいです。
・一冬超えて成長した選手はいますか
――辰巳、福富は去年結果残せなかったけど、オープン戦絶好調です。
・山﨑選手は勝負強いバッティングが印象的ですが、秘訣は
――時間の経過をゆっくりと感じることですね。前のバッターを見て、自分だったらこうするっていいイメージをもって打席に向かいます。自分の間をつくりますね。
・明大とは3週目に当たりますが
――ガラッと戦力変わったから、少し怖いです。若いチームは勢いに乗った手ごわいなって思います。
・今年の慶大の強みは何だと思いますか
――ピッチャーが経験豊富なので、頼れると感じます。他のチームには負けないと思います。打撃でサポートしていきたいですね。
・主将として気持ちの変化などありましたか
――昨年は伊藤さんがキャプテンで大きな存在だったけど、自分は去年3番打たせてもらって自分なりに引っ張っていこうという気持ちがあったので、そこまで変化はありませんでした。ただ伊藤さんを見ていて、まず自分のことをしっかりやって誰よりも練習することが大切だと感じました。「自分のことをやればいいから」とアドバイスをいただきました。
・伊藤選手はどんな選手でしたか
――練習の虫ですね。黙々と練習をしていました。あんまり人に弱みを見せない人でしたね。伊藤さんは秋は調子が悪かったけど、その中でも自分のことだけにならないで周りを見つつ、でも自分のことをしっかりという感じでした。調子に左右されない人でした。
・リーグ戦へ向けて
――練習量は過去で一番やってきたと思いますし、声出していて明るいチームですからいけるなって思います。でももっといけるかなと感じているので、今よりもさらによくなってリーグ戦に臨みたいですね。もちろん春3連覇を狙います。必ずリーグ戦を制して日本一を取ります。
・ありがとうございました
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