早大相手に14点の猛攻、主導権握る/東京六大学春季リーグ戦

2012.04.24
早大相手に14点の猛攻、主導権握る/東京六大学春季リーグ戦
 明大打線が早大のエース・石田を攻略した。制球が定まらない石田(早大)に付け込んだ明大は初回、斎藤俊(文4=静岡)が先制の適時打を放つ。その後も攻撃が止まらない。相手の四球で走者がたまると、適時打を打つ効率的な加点を見せ、岡田昌祥(法4=常葉菊川)が自慢の足で早大バッテリーを揺さぶる。気づけば13安打14得点で早大を圧倒した。

 守備でも二塁手の豊田貴光(営2=広陵)が素晴らしいプレーを見せた。1回裏1死一塁の場面で、3番嘉悦(早大)の難しい打球を処理しトスで二塁に送球。華麗にダブルプレーを取ってみせた。これでさらに勢いに乗った明大は得点を14点まで重ねることとなった。

 投手陣には不安要素が多そうだ。この試合では薄隅翔(政経4=明大中野八王子)、酒井一輝(商3=明大明治)が共に2失点でまとめたが、決して調子がいいわけではなさそうだ。お互いに制球に苦しみ、甘くなった球を痛打されている。これ以降の試合では投手陣の奮起が大きなキーポイントとなる。