(3)東大戦事前インタビュー 永井主将、舘選手

2012.04.10
(3)東大戦事前インタビュー 永井主将、舘選手
 明大は開幕初日に東大と対戦する。秋春連覇に向け、何としても勝ち点を奪いたい相手だが、28季ぶりの最下位脱出に向け「ハングリーになってきた。接戦に持ちこめるはず」(永井)と意気込む東大は侮れない。今回は御手洗監督と、永井主将、舘選手、香取選手、鈴木選手、初馬選手、谷沢コーチの7人に、明大戦への意気込みを語ってもらった。

―永井主将―
・昨シーズンを振り返っていただいて、いかがですか

――結果を出すことが難しいと感じました。いい試合をしながら、勝ち切れなかったのが反省です。初めて試合に出るようになって、できると思っていたことができないなど認識の甘さもありました。

・勝ち切れなかった要因とかはありますか
――メンタルの弱さです。

・主将になって変わった点はありますか
――個人単位ではなくて、チームという尺度で物事を考えるようになりました。雰囲気にもすごく敏感になりました。

・今年のチームの雰囲気はいかがですか
――テーマは“徹底力”です。あいさつや全力疾走など、小さなことから徹底しています。また、勝ちにこだわるチームを目指しています。試合に出ていた人が少ないので、その点はハングリーにやれていると思います。試合は数試合しか行えていませんが、凡退しても明るくできているのでいい雰囲気で野球ができています。

・今年の投打の特徴はありますか
――打線はそれぞれの役割がはっきりとしています。いやらしくやれたらなと思います。投手は、今まで投げていない選手が出てくるようになりました。昨年にはなかった争いが生まれてきたのは大きいです。

・今シーズンの意気込みをよろしくお願いします
――投手を中心にしっかりと守り勝ちたいです。また、点をしっかりと取り切れるように。取り切れなかったのは、勝ち切るためのメンタルの弱さが原因です。全ては徹底力につながっていると思います。まずは勝ち点を獲得して、個人としてもベストナインを獲得したいです。

今年も打線の軸として期待が懸かる
今年も打線の軸として期待が懸かる

―舘選手―
・昨シーズンを振り返っていただいて、いかがですか

――惜しい試合は多くなりましたが、やはりまだまだ力の差は感じました。個人としては秋の終わりになるにつれ、打ち方のコツがつかめた気がします。打率はそれなりに残せましたが、チャンスでの1本が出なかったのはまだまだ未熟だったと思います。

・今年の打線の特徴を教えてください
――大きいのが打てたり、これといった選手はいません。小粒ぞろいだと思います。みんなでつないで、1点を取る形になると思います。誰が引っ張るというよりも、みんなが意見を発しながら自主的にできています。

・今年は初戦で明大と対戦しますがいかがですか
――毎年4年生が主力になっていますよね。主力が抜けて、戦力は未知数ですが強いことには変わりないです。

・スローガンは“徹底力”ということですが、何か実感することはありますか
――昨年は劣勢になると、どうしてもだらけ気味でした。ですが、今年はこのスローガンのおかげでそのようなこともなく、いい雰囲気の中試合ができています。

・最後に今シーズンの目標をよろしくお願いします
――チームとしてはまずは勝ち点です。個人としては打率3割と、打点も五つほど稼ぎたいです。