(14)11・26 対東北福祉大

2011.11.27
(14)11・26 対東北福祉大
 貫禄のピッチングを見せてくれた。10・24対東大2回戦以来、1カ月ぶりとなる神宮のマウンド。オープン戦でもなかなか結果が伴わず不安は少なくなかった。しかし明治のエースに心配はいらなかった。高さ、コースともに絶妙なところへ投げ込まれるストレートに加え、スライダー、カットボール、チェンジアップといった多彩な変化球を駆使し、3回までに8三振を奪うなど東北福祉大を寄せ付けない。点差の開いた7回で降板するも計103球、2安打11三振無失点とこれぞエースのピッチングを見せてくれた。

 悲願の日本一まであと1つだ。野村は広陵高時代、夏の甲子園決勝で8回、3点リードの場面で逆転満塁本塁打を打たれ、日本一へあと一歩のところで涙をのんだ。だが苦い経験を糧に大学でも成長を続け、リーグ戦30勝300奪三振という偉業も成し遂げた。そして明日、野球人生初の日本一を懸け、大学4年間の思いを胸に明治でのラストゲームに臨む。