
(37)リーグ戦後、神宮大会直前インタビュー 岡(大)、山﨑

・リーグ戦を振り返ってみていかがでしたか
――初めてリーグ戦で登板でしたので、思い切りやろうと決めていました。その通り思いっきりできたと思います。
・初めてのリーグ戦でしたけれども、緊張はありませんでしたか
――緊張よりもバッターに向かっていく気持ちが大きくて、緊張はありませんでした。
・課題だった制球力がよくなりましたね
――コントロールには重点を置いてきました。普通にピッチングするのではなくて、納得いったら最後、アウトコースの構えたところに10球のうち6球投げるようにして、それが終わらないと練習を終われない。そのようなことを繰り返していたらコントロールがよくなりました。(今後は)10球中6球ができるようになったら、10球中7球、8球と、どんどん数を増やしていき満足しないでやっていきたいです。
・デビュー戦の対法政2回戦では3回2/3を7奪三振と圧巻の投球でした
――ストレートでどんどん押していくことができて、自分の力がある程度わかりました。その後の試合もどんどんまっすぐを投げられました。
・対慶応2回戦では投打に渡り大活躍でした
――普段から両方練習しているので、練習しているのがたまたま上手くいったのが慶応戦でした。
・普段打撃練習はどのくらいしているのですか
――全体のフリーバッティングも入っていますし、バッティング練習は基本入っています。野手のメニューより少し少ないぐらいのメニューをこなしています。

・また対慶応2回戦では2回途中から見事な救援でした。準備は出来ていたのですか
――監督からは早めにいくかもしれないと言われていたので、試合開始からしっかり肩を作っていました。2回に難波さん(情コミ4)がホームランを打たれた瞬間にあるかもしれないと思いました。すぐマウンドに上がった時も緊張はなくて、バッターに向かっていこうと思っていました。自分は初めてのリーグ戦で相手は自分のデータとかも全然ないですから、その分思いっきりやろうというのはありました。
・慶応戦は大きな自信になったのではないですか
――法政戦だけですと、たまたまというのもあったかもしれないですけど、慶応戦も抑えられて自信がつきました。特にまっすぐが通用したというのが大きかったです。
・阪神タイガースに1位指名された伊藤選手(慶応)との対戦はいかがでしたか
――自分の中で意識してしまう部分がありました。伊藤さんの前にランナー出したくない気持ちが大きくて、その前の山崎さんにフォアボールを2つ出してしまいました。そこは反省しています。
・野村投手(商4)の存在はいかかですか
――同部屋ですし、練習を一緒にやらせていただくことも多くなりまして、フォーム1つにしても参考になりました。自分がリリーフする場面では、よく野村さんから声を掛けられて、安心できました。
・野村投手からどのようなことを言われましたか
――調子悪くて球行かない時も、フォームを指摘してくれたりしました。試合中は「この調子でいけよ」と言われました。よくアドバイスも頂いていたので、自分のモチベーションにもなりましたし「期待に応えたい」と思いました。

・入学時からプロを意識されていましたね。実際にプロの世界にいく選手と練習や対戦をしてみていかがですか
――身近にいる野村さんは、変化球まっすぐにしても、他の人たちと違うと感じます。自分も野村さんからアドバイス頂いて力を付けていきたいです。試合の中でも伊藤さん(慶応)と対戦したのですけど、抑え切れてないので、もっと自分を高めていかないといけないと思いました。
・闘志を前面に出すスタイルが印象的ですが、意識してやっているのですか、自然と出るのですか
――ガッツポーズは自然と出ました。最初の2試合、負けている場面から登板だったので、どうにかしてチームに勢いつけたいという気持ちがあったのかもしれません。
・闘志を前面に出すスタイルは野球を初めてからずっとやっているのですか
――高校時代はそんなにガッツポーズとかはしてなかったのですが、大学入ってから多くなりました。
・今季はリリーフの登板でしたけれども、将来は先発をしたいという気持ちはあるのですか
――将来は先発したいという気持ちはあります。来年は野村さんが抜けますし、野村さんが抜けたから弱くなったと言われたくないです。
・大学日本代表候補合宿のメンバーに選ばれました
――東浜さんと話してみたいです。(出身の)岡山の高校の選手も九里とか高田さん(ともに亜大)とかも選出されていますので、積極的に話していきたいです。
・神宮大会へ向けてやっていることはありますか
――リーグ戦と変わらず、まずはまっすぐの制球です。一発勝負なので、失投が許されないので、丁寧に投げていきたいです。
・神宮大会で意識する相手はいますか
――九州共立大の大瀬良投手ですね。同世代ですし、タイプが自分と似ていますので。大瀬良投手はすでに先発で多くの勝ち星を挙げている投手ですし意識します。
・最後に神宮大会に向けて意気込みをお願いいたします
――トーナメント戦なので、気持ちが強いチームが勝つと思います。一発勝負なので丁寧にやるのはもちろんなのですけど、丁寧の中にも大胆さも必要だと思うので、思いっきり戦っていきたいです。
ありがとうございました
◆岡 大海 おかひろみ 政経2 倉敷商高出 185cm・80kg 右/右 投手
春はケガに苦しんだ山﨑だが対立教2回戦でついに神宮デビューを果たした。優勝を決めた対東大2回戦ではリリーフで登板し、5回をパーフェクトピッチング。打っては3打数3安打2打点と1年生ながら投打にわたる活躍を見せ、リーグ優勝に貢献した。連戦となる神宮大会でも登板する可能性があるだけに、大物ルーキーにかかる期待は大きい。

・初めてとなるリーグ戦を振り返っていかがでしたか
――初めてでしたが力以上の結果が出せたと思います。良い成績が残せたことは素直にうれしいです。
・初登板は対立教2回戦でしたが緊張はありましたか
――緊張よりもやっと試合に出られたといううれしさの方が大きかったです。マウンドには絶対に抑えてやるという気持ちを持って立ちました。
・リーグ戦で登板してみてここは通用すると実感したことはありますか
――高校時代よりもまっすぐのスピードが上がったこともあるので、やっぱりまっすぐは通用すると思いました。
・逆に課題はありますか
――スタミナですね。投げているうちに疲れを感じることがありました。あと変化球が決まらないことが多かったです。決まれば打たれない自信はあるのでここも課題だと思います。
・対戦してみて印象に残った打者はいますか
――立教の那賀選手はオーラがありました。打席に立ったときにうわっと思いました。
・先にリーグ戦で登板した今岡投手(文1)から刺激を受けたのでは
――そうですね。正直刺激はかなり受けました。今岡は先に1勝を挙げていましたし、自分はベンチに入っているだけなんじゃないかとも思ったこともあって悔しかったです。
・投手としてだけでなく、打撃でも活躍しましたね
――打撃に関しては何も考えずに思いっきり打とうと思った結果だと思います。
・初めてのパレードはどうでしたか
――多くの明大生が来てくれてうれしかったです。まだ1年生ですけど自分たちの代でもやりたいなと思いました。
・リーグ戦を終え、次の神宮大会では登板機会もあると思いますが
――もし登板する機会があれば、リーグ戦と同じように絶対に抑えてやるという気持ちで投げたいです。
・神宮大会で戦ってみたいチームはありますか
――日大三高の先輩もいるので亜細亜大とやってみたいですね。
・最後に神宮大会へ意気込みをお願いします
――4年生は最後なので1日でも長くできるように、自分が登板したときには絶対に抑えてやるという気持ちでやっていきたいです。
ありがとうございました
◆山﨑福也 やまさきさちや 政経1 日大三高出 186cm・85kg 左/左
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