(17)無傷の勝ち点5!!通算34回目4季ぶりV

2011.10.25
(17)無傷の勝ち点5!!通算34回目4季ぶりV
 明治が4季ぶり34回目のリーグ優勝を果たした。第1試合で法政が立教に敗れ、試合前に優勝は確定したが、東大に7対3で逆転勝ちし優勝に花を添えた。春は4位に沈んだが、秋は勝ち点5の10勝3敗で完全優勝を達成。次は日本一を懸けて11月23日から神宮球場などで始まる明治神宮大会に臨む。

 最後に野村(商4)が締めた。9回2死一塁。野村が最後の打者を三振に仕留めると歓喜の輪ができた。前回2009年秋に優勝した時は早慶戦待ちだったが、今回は早慶戦を残し優勝をもぎ取った。平日ながら大勢が駆け付けた明治ファンの目の前で悲願を達成し、グラウンド、スタンドが一体となって沸いた。

 先発・難波(情コミ4)が3回までに3点を失ったが、5回に暴投と中嶋(法2)の左前適時打で2点を奪い1点差。6回に4回からリリーフした山﨑(政経1)が、同点の右前適時打で放つと、8回にも適時二塁打を放って勝ち越した。その後3点を追加し東大を突き離した。


☆神宮大会情報☆

 明治神宮野球大会は11月23日から27日に神宮球場などで行われる予定。優勝すれば1996年以来15年ぶりで、単独最多の5回目の優勝となる。

先制HRで勢いつけた 対早稲田1回戦

 島内(法4)のバットから秋の快進撃は始まった。対早稲田1回戦の1回、右翼スタンドへ豪快な一発を放り込み先制点をもたらした。1勝1敗で迎えた同3回戦でも先制の適時二塁打を放ち、チームの勝ち点獲得に大きく貢献。優勝へ向け島内がチームに勢いをもたらした。

代打で決勝打 対法政1回戦

 小川(商3)のリーグ戦初安打が歴史に残る乱打戦に終止符を打った。対法政1回戦、8対8の9回2死一塁。代打・小川が右中間へ適時二塁打を放ち試合を決めた。野村が自己最多7失点で6回に降板するも、両軍合わせ22安打17得点の乱打戦を勝利した。

投打で勝利に貢献 対慶応2回戦

 初戦を落とし、後がなくなった明治。その危機を救ったのが岡(大・政経2)だ。2点ビハインドの2回途中からリリーフ登板し、7回3分の2を無失点。さらに打撃では同点、逆転の適時打を放ち投打で活躍。岡(大)の活躍なしで今季のリーグ優勝は語れない。

貴重な勝ち越し打 対立教1回戦

 不調の野村を中村(将・法4)が救った。対立教1回戦。野村は5失点するなど乱調だった。しかし、6回に1死一、三塁の好機をつくる。絶好のチャンスで迎えた打者は中村(将)。見事決勝打となる三塁打を放った。彼の一振りが立教戦の勝敗を決めた。