6回に3得点!最終カード立大戦、決着は3戦目へ/東京六大学秋季リーグ戦

2011.10.19
6回に3得点!最終カード立大戦、決着は3戦目へ/東京六大学秋季リーグ戦
 「(慶大戦から)3試合連続同じ1点差で負けてる」(小林・法4)というように慶大戦に続き、立大1戦目も1点差で惜敗してしまった明大。4年生の花道を飾るため、また来季に向けて弾みをつけるため、2戦目は何としても勝って勝負を3戦目までつなぎたいところだ。その粘りあって、明大は同点で迎えた6回に3得点を奪い、4試合ぶりに勝利。最終カードの決着は3戦目に持ち越された。

 明大の先攻で始まった今試合。明大は初回から立大に先制点を奪われるが、2回に伊藤(営2)が二塁打、2死から投手の中村(政経3)が自らのバットで安打を放ち、すぐさま1点を返す。このまま追加点を奪って勢いに乗りたい本学は、3回と5回にチャンスをつくるものの、決めのあと1本が出ない。しかし、一方でこちらも中村が好投。野手の援護もあり、出塁させながらも要所を抑えたプレーで相手の追加点を許さない。試合は互いに1歩も引くことなく、1-1の同点のまま5回が終了した。

 試合が動いたのは6回。膠着状態を先に破ったのは明大だった。岡田(淳)主将(営4)が安打を放ち、続く伊藤の犠飛で2死二塁。相川(農4)の代打で打席に立った佐伯(商3)も安打を放ち、2死一、三塁と追加点のチャンスが再び訪れた。この大事な場面で打順が回ってきたのは船木(農2)。この日は一ゴロ、三振と振るっていなかったが、ここ一番の勝負強さを見せた。船木の放った打球は見事三塁線を破る適時打に。待望の追加点を獲得し勝ち越した。その後も代打の静光(政経4)が死球で出塁し満塁とすると、四球で押し出しとなり3-1。なおも満塁のチャンスから豊田(営1)の安打でさらに1点を得て、明大はこの回合わせて3得点を奪った。
 その後、明大は薄隅(政経3)、小出(営2)、酒井(商2)と素早い投手リレーにより立大の打線を抑え込んだ。相手の得点を許すことなく、6回の3点を守り切り4-1で勝利した。

 4試合ぶりの勝利を飾り、なんとか3戦目へつないだ明大。しかし「明日勝てなければなんの意味もない」(岡田淳主将)というように勝負となるのは明日。苦しい戦いが続いた今季だったが最後に勝ち星を上げるべく、明大は明日、いよいよ決着の3戦目へ挑む。