
(32)東大戦事前インタビュー 谷沢打撃コーチ

―谷沢打撃コーチ―
・就任当初に東大の選手を見て感じたことはありますか
――ベーシックなことが継続されていませんでした。例えばグランドでのアップはスパイクを履かないと下半身強化にならないのですが、(選手たちは)アップシューズを履いていました。
・その段階からどのような練習を具体的に行ってきましたか
――ティーバッティングを行なっていました。iPhoneで写真を撮ってフォームを見たりしましたね。
・春ではその効果が早くも表れたと思いました。
――ヒットは増加しましたね。課題は得点です。
・東大の選手と他大の選手ではどのような違いがありますか
――経験値という面ではスタートラインが違うと思います。しかし東大生は理解した理論をみんなで共有したり頭が良いと思います。
・指導する上で意識されたことはありますか
――メールで選手の疑問に答えたり、寮で共に風呂に入ったり、カラオケにも行きました。中に入っていくことで選手の考えが分かりますからそこを意識しました。
・現在、選手にはどのような変化が生まれましたか
――体と頭で考えてることが一致してきました。特に内海君は一番成長しましたね。よく練習しますし、フォームを見てくださいと言われたりもします。
・夏には読売巨人軍とも対戦しましたがそこで得られたものはありますか
――何点取られても一生懸命やってくれました。選手たちも得られたものがあるでしょう。
・谷沢さんが東大のコーチとして就任されたことでよりプロとアマの関係が密接になりました。その中で谷沢さんの最終目標というものはありますか
――プロとアマはまだまだ壁がありやっとスタートラインに立ったという状態です。指導面でもまだ障害があります。しかし慶応の江藤監督や東京国際大の古葉監督など今後も元プロの指導者は増えていくと思います。(最終目標は)プロとアマの橋渡しになりたいです。
・明治に対してはどのような印象をお持ちですか
――上本君(商3)は守備が良いですね。良い投手がいるチームには良い打者がいると思います。
・谷沢さんは現役時代数々の投手と対戦しました。野村投手を谷沢さんが対戦した投手で例えるならばどの投手に近いですか
――野村君は両サイドのコントロールが良いと思います。今まで対戦した投手に例えると北別府(学氏・現野球評論家)ですね。
・秋季リーグ戦ではどのような戦いをしたいですか
――(春季リーグ戦は)ここ1本で抑えられました。そのためつながりのある勝負強い打線にしたいですね。
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