
(27)立教戦事前インタビュー 岡崎主将

―岡崎選手―
・春を振り返っていかがですか
――エラーがなかったら優勝も狙えたこともあり、そういう部分では悔しさも残りますが、次につながるいいシーズンでした。
・春出た課題は何ですか
――春は1戦目勝てても2戦目で落としてしまっていました。最後の3戦目を大切にすることを念頭に置いてきました。全体として最後のアウトを大切にしようと言ってきました。このバッターのあともまだ試合が続くような感覚で、気付いたら終わっていた、というのが理想です。
・慶応3回戦で山崎選手にサヨナラ打を打たれたことからその教訓はきているのですか
――その前にただの二ゴロを暴投しているで、あのアウトを取れなかったことがみんなの教訓です。あのエラーを忘れないように、最後のアウトを大切にしようとしてきました。
・慶応から勝ち点を落とした後の残りのカードは全て取りました
――あのアウトで2位になってしまったというのはあるので、あれを取っていれば、あのアウト1つが怖いなっていうのを思い知らされました。今のチームにはいい教訓になっています。
・春は岡崎選手はケガをされてしまいましたがどうでしたか
――シーズン中は復帰無理と医師に言われてしまっていました。それでも冬頑張ってきたものがなくなるのは嫌でした。やっぱり自分が出たいという気持ちがあって監督さんに無理を聞いてもらって試合に出してもらいました。自分が出たい気持ちがすごく大きかったです。
・骨が折れていたとのことですが
――中指の付け根が折れていました。でも骨折の状態でテーピングをまいて無理して出ていました。
・復帰した後にホームラン2本、さらにサヨナラ打も打ちました
――試合に入ったらケガをしていると言い訳はしたくないですし、監督にも試合に出る限りは普通の選手としてみると言われていました。あとは気持ちで乗り切るだけだと思っていました。少々の痛みは我慢、というより試合中は忘れていました。試合後に思い出して痛くなる、という感じでした。
・試合後はすぐに病院に
――病院には行きませんでした。痛み止めを飲みテーピングでかためて試合に出て、終わったらすぐに冷やす。これだけです。医者のやり方を完全に無視したやり方で試合に出ていました。
・主将としてよくチームまとめているが普段からどんなことを心がけていますか
――自分は言葉で引っ張るタイプではないと自分では思っています。1年から試合に出ているという経験だけで主将になったと自分は思っているので、周りをうまく動かすというか他の4年生にうまく動いてもらって最後は自分でまとめるというやり方で引っ張ってきました。自分の背中を見てやっている選手が大半だと思うので生活面からしっかりするよう意識しています。
・大塚監督が就任されて3年でチームを優勝させると過去におっしゃっていたが、2年でここまで躍進してきた要因は何だと思われますか
――自分が2年生の終わりから監督が就任されたのですが、最初は戸惑いも感じていたのですが、だんだんとみんなが監督の熱意に押され、あの監督を胴上げしたいという気持ちが今のチームを作りあげたのだと思います。
・今の4年生はアスリート入試で入った最初の学年ですが、4年間でチームが変わったことはありますか
――アスリート入試は自分が第1期生で、自分が入ったときは受け入れ態勢がまだ整ってなくて、今までのまだ弱い立教が続いていました。それがこの枠によっていろんな強豪校から選手が入ってくるようになって、いろんなチームのいいやり方が吸収できて、その結果自分たちが4年生になった今、いい形として現れたのだと思います。
・夏はどのようなことをやってきましたか
――春みたいにリーグを戦えるとは思っていないです。戦える体力をつけるためにとにかく走り込んできました。今は、野球に生かせるように調整中です。8月初めから2週間ほどのキャンプでしたが、朝8時から夜9時くらいまでずっと練習したりと、かなり体力的には追い込んできました。
・秋はどんな野球をしたいですか
――見ている人からしたら春は打っていたイメージがあるかもしれませんが、春はしっかり守れたことが勝利につながったのだと思います。法政戦のように点差が開いても諦めずに粘った結果が、春出てきたので春同様しっかり守っていれば、おのずと結果がついてくるのではないかと思います。
・最後に意気込みをお願いいたします
――1年生から出ているので思いっきり楽しみたいです。勝てないと楽しくないので、チームが勝てるように頑張りたいです。少しでも長く、このチームで野球したいです。そのためには優勝しかないので優勝したいです。
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