
(16)法政戦事前インタビュー 金光監督

早稲田戦の勢いそのままに、勝ち点を手にしたいリーグ戦第2カード。明治は法政と伝統の“明法戦”を迎える。金光監督(法政)が「六大学は実力が均衡してきている」と語るように、どちらに転ぶか全く分からない一戦。今回は金光監督と法政の各選手たちに、明治戦への意気込みを話してもらった。
―金光監督―
・春季リーグ戦を振り返っていかがでしたか
――優勝争いをせずに3位…序盤戦がもう少しうまくいけば良かったですね。
・春の戦いから見つかった課題はございますか
――例年と違い、投手陣に安定感がなかったです。後半戦は持ち直したが、バッテリーの強化が課題となりました。
・夏は課題克服に向け、具体的にはどのようなことをしましたか
――もう一度基礎から。正確性を大事に。とにかく量をこなしました。
・春は13試合で14失策と守備のミスが目立ちましたが
――ミス一つで試合の流れは変わります。これもまた基礎から鍛え直しました。
・春は三上選手と三嶋選手が投手陣の軸になりましたが、秋の起用法は
――2人とは限らない。現段階だと、状態の良い選手を使うしかないです。1年の石田(法政)も春から順調に伸びてきてはいますが、まだまだ未知数なので…状態を見てからですね。
・オープン戦では1年生の伊藤選手を4番に据えていましたが
――4番を任せるだけの能力はある。混戦を制するには新戦力の存在が不可欠。下級生が良い活気をもたらしてくれる。でも、経験の少ない伊藤に期待しすぎるのも良くないと思っています。
・河合選手がセカンドとサードを守るなど、何人かの選手は複数のポジションを守っていましたが
――調子の良し悪しでスタメンを変えられるから、野手にはいろいろな守備位置を試しています。
・大学日本代表では監督として野村(商4)を指導したと思いますが
――とにかくコントロールが良い。球種が豊富だし、素晴らしい投手です。好投手がいれば六大学は盛り上がりますし、明治大学だけではなく、六大学全体を背負える選手に4年間でしっかり成長したと思います。
・初戦は明治ですが、何か対策はお考えですか
――(法政としては)初戦なので緊張もあるし、野村君を打ち崩すのは難しい。打撃陣でも中村君(将・法4)は全ての能力が高いし、調子を戻せば怖い。打撃戦に持ち込めれば。
・ずばり、秋のキーマンはどなたになるとお考えですか
――建部と多木。この2人が打線を引っ張らないと秋は厳しい。
・最後に意気込みをよろしくお願いします
――バッティングで打ち負かす。そうなると調子の見極めが重要ですね。
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