
打線爆発!!開幕戦でコールド勝ち/東京六大学秋季リーグ戦
中村(政経3)の先発で始まった今日の試合。初回を三者凡退で抑え、試合のリズムをつくる。すると、その裏、先頭の伊藤(営2)が四球を選ぶと、続く船木(農2)が犠打で得点圏に走者を進める。その後、2アウトになるも、5番小町(営3)が、2球目をセンターに弾き返し、1点を初回に先制する。
2回にも3点を追加し、打線に勢いがつけば、投げる方では先発中村が制球に苦しみながらも3回を0点に抑える。しかし、4-0で迎えた4回表、中村が四球を与え、自らピンチを招くと、相手に適時打を許してしまう。1点を与えたことで、流れが東大に傾きかけたかに思われた。
だが、そんな心配はご無用だと言わんばかりに、5回は明治の打線が爆発した。4番長谷部(農3)を皮切りに、長打はなかったものの打者一巡の猛攻で一挙7点を奪う。続く6回も打線が止まらない。2アウトから、伊藤の三塁打を含む6安打に四球も絡み、さらに7点を追加する。
7回には、3番手小出(営2)が登板し、危なげないピッチングで三者凡退に抑えると、規定により試合は終了。18-1で見事なコールド勝ちを収めた。
試合後、選手の表情は皆さわやかで、取材中には笑顔も見られた。岡田(淳)主将(営4)は「打つべき人が打っていた」と打線のかみ合った今日の試合を振り返っていた。また、伊藤も「全員がやるべきことをやった結果」だと、多くの選手がチームとして良い形にまとまってきていることを実感していたようだった。また、岡田(淳)主将をはじめとして、長谷部や伊藤から明日もコールド勝ちをしたいという前向きな発言を聞くことができた。
「目標は優勝なのでどんどん勢いをつけていきたい」(岡田(淳)主将)。今日の勝利は今後のリーグ戦の弾みになったに違いない。
◇試合後のコメント◇
大竹監督
「(秋季リーグ開幕戦勝利について)打線がつながっていい試合だった。初回先制点をとってホッとしてしまったところはあったと思うが、これではまずいと切り替えられていた。投手はいい中でも、時々抜けた球があった。ここを直せば他大との試合でも通用すると思う」
岡田(淳)主将
「(バッティングに専念すると決めた今季、開幕戦で3安打し)バッティングの調子は、練習していて自信があるが、今日はたまたまという感じ。遅い球に突っ込んでしまっていた」
長谷部
「(開幕4番を務め2安打、遊撃手での好守も)最初なのでぼちぼちかなという感じ。センターを意識して、東大だからとむきにならず、自分のバッティングができた。春は、セカンドだったが、本職はショート。どこでも守れる準備はしておきたい」
伊藤
「(開幕戦、5打席で3安打2四球の活躍に)全打席出塁できたので、1番打者としての役割が果たせたと思う。今春から1番を打っているがだいぶ慣れてきた感じ」
中村
「(開幕投手として5回1失点の好投に)夏の間は実践が多くその中で投げることが多かったので、今日はその延長線上という感覚で投げることができた。その中でも、3回と4回にフォアボールを出したのが反省点。もっと精度を上げていきたい」
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