(3)早稲田戦事前インタビュー 大野選手、有原選手

2011.09.06
(3)早稲田戦事前インタビュー 大野選手、有原選手
 何としてでもものにしたいリーグ戦第1カード。明治は開幕初日から、永遠のライバル・早稲田と激突する。「この試合取った方が優勝争いに残れる」(土生・早稲田)。お互いに絶対に負けられない一戦。今回は岡村監督と早稲田の各選手たちに、明治戦への意気込みを話してもらった。

―大野投手―
・今春はどういうシーズンでしたか
――悪いところが全部出ました。経験がなくて、引っ張っていけなかった。結果がなかなか出なくて苦しかったですね。
・昨年は斎藤佑樹選手(現北海道日本ハムファイターズ)など投手の偉大な先輩が多く在籍していましたが
――斎藤さんや大石(現埼玉西武ライオンズ)さん、福井(現広島東洋カープ)さんから学んだことは山ほどあります。すごい先輩たちのおかげで試合の流れや、技術面で成長できました。

変化球も成長した
変化球も成長した

・具体的に技術面で成長したのはどういう部分ですか
――変化球の握りだとかそういうところですね。
・メンタル面ではいかがですか
――苦しいときでも強気で攻めることを教わりました。福井さんに「四死球を恐れずに打てるものなら打ってみろというくらいの気持ちで投げろ」って言われたことが印象に残っています。
・大野投手の自信のある球は何ですか
――真っ直ぐが走っているときはだいたい調子がいいです。
・明治の打線の印象は
――島内(法4)君は警戒し過ぎないようにはしたいのですが…。難しい球もとらえてきますし春も打っているのでキーになる打者ですね。打線全体としては長打はそんなに打たないけど嫌らしく攻めてくる印象があります。チャンスでの盛り上がりだとか、明治は応援がすごいです。
・では、明治の投手陣はどうですか
――層が厚いですね。野村(商4)君はタイプは自分と違いますがいい投手だと思います。他にも柴田(章・文4)君や難波(情コミ4)君もいますしね。
・大野投手はご自身ではどういう投手だと思いますか
――球のキレで勝負できる投手だと思います。
・今はどのような練習をされていますか
――シャドーを見直したり、悪いところはすぐ修正できるようにキャッチャーと話し合いながら基礎をやっています。
・秋への意気込みをお願いします
――しっかり練習してきたので気持ちで負けないように。空回りするとそのままずるずる行ってしまうので、ほどよい緊張感を持ってやりたいです。明治戦では野村君と投げ合って勝ちたいですね。


―有原投手―
・1年生ながら早速神宮のマウンドに立ちました
――はい。1年という立場で投げさせてもらって、大学でどれだけ通用するか試すことができました。打たれた試合が多かったので秋に向けてもっともっと練習しなくちゃと思いました。
・高校と大学の違いはどこだと思いましたか
――高校なら甘い球でも切り抜けられる部分はあったのですが、大学は気を抜けるところがない。少しでも甘く入ったらすぐ打たれてしまいます。
・今春を振り返ってみてどういうシーズンでしたか
――東大からしか勝ち点を取れなくて、早稲田としてふがいなかったですね。

1年生ながら力投を見せた
1年生ながら力投を見せた

・敗因は何だと思いますか
――投手が大量失点してしまったことだと思います。秋はしっかり抑えないと。
・課題はありますか
――先頭を出さないことですね。
・逆に良かった点は
――チェンジアップは良かったのではないかと思います。
・明治には広陵高の先輩でもある野村投手がいます
――自分が高校に入る時、野村さんが準優勝して、それを見た時は雲の上の存在だと思いました。自分が高校に入学した時は既に卒業していましたが、それでも練習を見に来てくれていろんなことを教えていただきました。野村さんは他の選手と意識が全く違います。今同じ場所で戦っているのはすごいことなのだなと感じていますが、やるからには勝ちたいです。
・今春は明治戦で先発しました
――足の速い選手が多いので塁に出さないようにしていました。
・上本(商3)選手などですか
――あまり意識はしないようにしているのですが、高校の先輩で足が速いのを分かっているのでやっぱり出したくないです。あとは島内さんですね。振ってくるので警戒したいです。
・この夏はどのような練習をしましたか
――とにかく走りこんで体力をつけました。
・自分はどういう投手だと思いますか
――どういう投手というよりも、1年生らしく強気でいきます。スピードとかは気にしないでとにかくチームのために投げたいです。
・明治戦に向けて何かあればお願いします
――これで勝ったら勢いに乗れますし、一戦必勝で優勝したいです。