(1)早稲田戦事前インタビュー 岡村監督

2011.09.06
(1)早稲田戦事前インタビュー 岡村監督
 何としてでもものにしたいリーグ戦第1カード。明治は開幕初日から、永遠のライバル・早稲田と激突する。「この試合取った方が優勝争いに残れる」(土生・早稲田)。お互いに絶対に負けられない一戦。今回は岡村監督と早稲田の各選手たちに、明治戦への意気込みを話してもらった。

―岡村監督―
・春季リーグ戦を振り返っていかがでしたか
――散々な結果でした。秋で晴らしたいです。
・敗因は何だったと思いますか
――投打ともに不十分でした。つまり全部ですね。
・土生主将の不調も大きかったのでは
――土生1人が不調でも前後でカバーすれば良かったですが、クリーンアップが不調で全体的に駄目でした。
・投手陣の調子は
――有原、高梨がよく投げてくれました。しかしやはり斎藤(現北海道日本ハムファイターズ)、大石(現埼玉西武ライオンズ)、福井(現広島東洋カープ)が抜けた穴は大きかった。1年生に随分頼ってしまいました。
・逆に若い選手が経験を積めて良かったのでは
――確かに1、2年生が登板できたのはいい経験になりましたね。

今春好投を見せた高梨。岡村監督も太鼓判を押す
今春好投を見せた高梨。岡村監督も太鼓判を押す

・夏はどのような練習をしてきましたか
――例年とほぼ変わりませんが、量をこなしてきました。やはり数をこなさないと身に付かないですから。
・初めて監督に就任されて采配など意識した点は
――選手の能力や特性は実戦の中でないと把握できない部分があったので、ある程度春には把握して秋は選手の能力や特性を十分に生かしながら戦っていきたいです。
・第1カードが明治との対戦ですが、対策は
――野村(商4)対策はまだしてない。そんなに多くは点が取れそうにないのでこちらの失点をいかに少なく抑えるかが重要だと思います。
・足の速い佐々木選手がキーマンになるのでは
――なってくれればいいですね。佐々木は日本代表にも選ばれて、いい経験をしたので。これを生かして秋に活躍してほしいです。佐々木の調子は打撃に差はあるものの、守備や足にスランプはない。そういうところで貢献してくれることを期待したいです。
・普段から選手たちにどのような言葉を掛けていますか
――「早稲田らしい野球をしていこう」と言っています。
・早稲田らしい野球とは
――一球入魂の野球です。一球へのこだわり、執着心。一球に魂を込めたプレーをしたいです。
・明治の打線で警戒している選手はいますか
――やっぱりクリーンアップかな。竹田(文4)、島内(法4)とか。中嶋(法2)もパンチがある。阿部(寿・情コミ4)、川辺(商4)は勝負強いし、上本(商3)はしぶといし…。全員になっちゃったね。
・大学野球には慣れましたか
――ブランクが長かったから野球自体に慣れるのに時間がかかりました。
・社会人現役のころは東京ガスでプレーされていたのですよね
――キャッチャーをやっていました。善波監督とも2年間一緒にやっていましたよ。
・春からチームが変わったことは
――一球へのこだわり、執着心が上がってきましたね。
・最後に意気込みをお願いします
――一戦一戦早稲田らしい野球をして戦っていく。1イニング、1人、1球ごとにこだわりをもってやりたいですね。