(6)投手・捕手特集② 岡田淳希、薄隅翔、伊藤晋太郎
準硬式野球部WEB連載企画<東京六大学野球 秋>では、今年の春季リーグ戦を踏まえ、秋季リーグ戦で活躍が期待される選手たちを紹介していきます!
最終回となる今回は、前回に引き続き投手、そして捕手を紹介します!
打者専念で優勝へ!――岡田淳希

秋は打撃に専念する岡田
これまで投手陣の柱としてチームを引っ張ってきた岡田。「この春はふがいないシーズンだった」。主将として、エースとして挑んだ今春のリーグ戦は4位と振るわなかった。そこで最後の大会である秋季リーグに向けては投手を断念し、打者一本に専念するという。今春は3割6分4厘の打率をマークし、打撃センスにも定評がある岡田。「チームがいい方に向かうなら」と外野手転向を決めた。「打者に集中する分、チャンスで打てるバッターに」と気持ちは既に切り換えている。
現在は「いい感じで練習できている」と話す。また合宿へ向け「野球だけではなく、しっかりメンタルも鍛えたい」と気合十分だ。
「秋の目標はもちろん優勝。今年の夏は全国大会に出場できなかった分、秋に特別な思いがある」。チームの誰よりも強い気持ちでラストシーズンを迎える。
◆岡田淳希 おかだじゅんき 営4 広陵高出 173㎝・69㎏
安定感抜群のピッチング!――薄隅翔

投手陣を引っ張る薄隅
「得意なのはツーシーム」。ボールを低めに集め、ゴロで打ち取っていく投球が薄隅のプレースタイルだ。今春は先発にリリーフとフル回転の活躍。防御率は1点台と安定した成績を残した。しかし「ピンチをしのげない場面もあったし、成績は良かったが内容が良くない」と春季リーグを振り返り悔しさをにじませた。
春季リーグ戦途中に肘のケガをしてしまい、これまで満足いく練習ができていない状態にある薄隅。「早く復帰できるように」と合宿では投げ込みを重点的に行う予定だ。全国大会に出場できない夏となった分、その悔しさを練習にぶつける。
「優勝して4年生に恩返しするために、3年生が活躍したい」と秋季リーグに熱意を見せる。また「個人としては防御率0点台を目指したい。自分が任された試合で勝つことが目標」と話す薄隅の投球に期待が懸かる。
◆薄隅翔 うすずみしょう 政経3 明大中野八王子高出 182㎝・70㎏
強肩・強打のキャッチャー!――伊藤晋太郎

「アピールポイントは肩」と話す伊藤
ルーキーであった昨年からスタメンマスクをかぶり、主軸を任されてきた伊藤。今や攻守ともにチームの中心選手だ。鋭いスイングが特徴で春季リーグ戦途中からはリードオフマンを務めている。「1番打者として中途半端なスイングをしない。常にフルスイングを心掛けている」という。
この夏は「個人としてもう一段階レベルアップしたい。試合を想定して自分にプレッシャーを掛けていく」と高い意識で練習に取り組んでいるようだ。
チームを思う気持ちが人一倍強い伊藤。「とにかくチームのために。いい形で笑って終わろうというのが合い言葉。チームに貢献できれば自然と自分の成績ついてくる」と話す。また「個人ではベストナインを取りたい」と意欲を見せた。優勝のためには伊藤の活躍が不可欠だ。
◆伊藤晋太郎 いとうしんたろう 営2 千葉経大附高出 180㎝・72㎏
今回で「準硬式野球部 東京六大学野球 秋」は最終回となります。今までご覧いただきありがとうございました。
9月からは秋季リーグ戦が始まります。優勝目指し戦う彼らにご声援をよろしくお願いします!
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