(4)マネジャー特集 増田麻夕子

2011.08.20
(4)マネジャー特集 増田麻夕子
 今年の4月~5月にかけて行われた東京六大学春季リーグ戦では4位と思わしくない成績だった明大準硬式野球部。2位以上になれなかったことから夏の全日本学生選手権出場の道も断たれ、残す大会は9月から行われる東京六大学秋季リーグ戦のみとなりました。大学日本一の目標は遂げることができなかったものの、最後の大会であるこの秋季リーグでは絶対に優勝したい――。明大準硬式野球部はこの秋、底力を見せつけることができるか。
 準硬式野球部WEB連載企画<東京六大学野球 秋>では、今年の春季リーグ戦を踏まえ、秋季リーグ戦で活躍が期待される選手たちを紹介していきます!

 連載第4回となる今回は、マネジャーの紹介です!

 グラウンドで選手が汗を流す裏で、マネジャーがせわしく動き回る。選手のサポートはもちろん、試合のアナウンスなど大会運営もまた彼女たちの重要な役割。マネジャーは選手同様に準硬式野球部漬けの日々を送る仕事人だ。
 現在、明大の準硬式野球部には5人のマネジャーがいる。中心となってまとめているのは増田麻夕子(政経4)だ。彼女にマネジャーとして過ごしたこれまでを聞いた。
 高校時代も野球部マネジャーとして活躍した増田は「高校とやる仕事が似ていたから」と明治の準硬式野球部に足を踏み入れた。だが当時は現在よりもマネジャーの数は少なく仕事量も多い。さらに「自分はプレーをしていないから、気持ち的に勝敗を分かり合えることがあまりできなかった」と複雑な心境になる時もあった。だが、「1年に1回でも“ありがとう”と言われる瞬間がうれしい」と何気ない一言に彼女はやりがいを感じてきた。そして、「一緒に戦っている」ことを年々実感しつつある。昨春のリーグ戦・対法大3回戦は思い出に残る一戦だという。この試合、明大は2点を追う9回裏に一挙3点を挙げ、劇的なサヨナラ勝ちを演じた。「古城前主将(平23政経卒)などと喜び合えて気持ちが一緒になれた」と熱戦を振り返る。
 今年は彼女にとってマネジャー生活ラストイヤー。チームは岡田(淳)主将(営4)が率いる。共に4年間を過ごしてきた同級生故に「何を考えてこの練習をしているのかが分かる」(増田)とコミュニケーションも図れている。「私たちも頑張るのでぜひ(秋季リーグ)優勝を」(増田)。秋季リーグ戦に向け選手、マネジャーともに思いは一つだ。

次回は投手・捕手の紹介です!お楽しみに!