(3)外野手特集 岡田昌祥、小澤真吾、小町知秀、佐伯正寿
準硬式野球部WEB連載企画<東京六大学野球 秋>では、今年の春季リーグ戦を踏まえ、秋季リーグ戦で活躍が期待される選手たちを紹介していきます!
連載第3回となる今回は、外野手の紹介です!
期待のスピードスター!――岡田昌祥
持ち前の俊足で塁上をかき回す岡田
「とにかく塁に出ないと話にならない」。ヒットよりも何よりも岡田がこだわるのは出塁率。塁上に出れば、チームの期待は彼の足に向けられる。その期待を一身に受け、次の塁を難なく奪う。そんな頼れるスピードスターが岡田だ。
1年次から足を生かした攻撃に期待を懸けられてきた岡田。だが、出場機会に恵まれているとは言い難かった。それだけに「練習試合から結果を残して、レギュラーを取り直したい」と定位置獲得に意気込みを見せた。さらに夏のこの期間、スタメン奪取に向け岡田は守備に重点を置く決心だ。「守備からリズムをつくって攻撃につなげていきたい」と実践を意識した練習に徹する。
「上級生と下級生関係なく言い合える環境ができている」と今のチームを評価する岡田。春季リーグでは4位という結果に「それはそれで切り替えていくしかない。今は秋に向けて考えるだけ」と目先にある秋季リーグに全力を注ぐことに専念する。その中で自身の役割は出塁をすること。その一点に集約される。自慢の足がチームの優勝へと導くか。さらなる成長に期待したい。
◆岡田昌祥 おかだまさよし 法3 常葉学園菊川高出 171cm・64kg
勝負強さが光る!――小澤真吾
チャンスの一振りに懸ける小澤
一振りに懸ける思い。それを体現する選手といえばやはり小澤だろう。ランナーを得点圏に置いた時、打席は彼の独壇場となる。「ワンチャンスに強い」と自らを分析するように、チャンスでの一打には光るものを持っている。
そんな小澤も「レギュラーが不振の時に結果を残し切れなかった」と春季リーグを振り返る。しかし、自ら脇役のままでは終われない。今回はレギュラー争いに食い込もうと炎天下の中振り込みに徹する覚悟だ。その成果はさらなる自信となって表れることを予感させる。「能力的には他の選手に比べて劣るかもしれない、だからこそチャンスで結果を残したい」と謙虚な姿勢を貫きながらも内に秘めたものは熱いものがある。
「自分に求められているのはバッティング」。そうはっきりと断言する小澤がここ一番でチームの期待に一振りで応える。そんな姿を秋期リーグでは幾度となく見せてくれるに違いない。
◆小澤真吾 おざわしんご 商3 掛川西高出 172cm・67kg
頼れる巧打者!――小町知秀
巧打で打線を引っ張る小町
小技を駆使したシュアなバッティングが持ち味の小町。彼が打席に立てば、相手の守備陣が翻弄(ほんろう)すること間違いなし。「自分のアピールポイントはセーフティーバント」と口にするように、意表を突いた攻撃を見せるのが小町の特徴だ。
春季リーグでは4位という結果に納得のいかない表情をうかがわせる小町。それに加え自身のケガも重なり不本意なシーズンを送ってしまった。「ケガが治っても試合に出させてもらっていたのに、思うように結果を出せなかった」と起用に応えることができず悔しさをにじませた。
「打たなければ使ってもらえない」と今はバッティングに重きを置く小町。公式戦がないこの夏の間は徹底的に打力強化を図る。春の悔しさを繰り返すわけにはいかない。秋季リーグ優勝という目標はもちろんのこと、個人としてもベストナイン獲得への意欲をみせた。
小町得意のセーフティバントがどれほど見られるか。間近に迫ったリーグ戦を見据え着々と調子を上げていく。
◆小町知秀 こまちともひで 営3 明大中野八王子高出 175cm・65kg
明治のポイントゲッター!――佐伯正寿
佐伯は再ブレイクなるか
再び存在感を見せられるか。今年の前期は佐伯にとって雌伏の時であったのかもしれない。昨春、彼は開幕スタメンを勝ち取り、クリーンナップまでも務めた。秋には法大戦でチャンスに同点タイムリーを放つなど勝負強い打撃が魅力だ。しかし、今春のリーグ戦その打撃はやや陰り「試合に出させてもらったのに結果が出ず、チームの足を引っ張ってしまった」と悔しさをにじませた。
チームは今、紅白戦やオープン戦を重ね実戦感覚を養っている。「つなぐ意識を持って練習している」。そして合宿では、課題の打撃練習をみっちり行う予定だ。小澤、小町、岡田(昌)と佐伯と同学年にライバルがそろう外野手陣。アピールポイントは「肩と得点圏に走者を置いてのバッティング」。し烈なレギュラー争いに勝ち、開幕戦のスタメンを奪いに行く。
◆佐伯正寿 さえきまさとし 商3 明大中野八王子高出 172cm・65kg
次回は選手の活躍を支えるマネジャーの紹介です!お楽しみに!
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