
ルーキー特集(6)強肩の女房役 高橋隼之介

左右に打ち分けるバッティングが持ち味の高橋(隼・法1)。甲子園の決勝では、当時の中京大中京高のエースだった堂林翔太選手(広島東洋カープ)から本塁打を放つなど、パンチ力もある。高橋(隼)はこの本塁打を「今でも忘れられない。正直打てるとは思っていなかった」と語るものの、普段から「配球を考えて一球一球大事に打つ」と心掛けているからこその結果だと思われる。6月1日に行われた新人戦(対立教)でも7回に代打で出場し、センター前に適時打を放つなど、大学に入ってからも持ち前の打撃センスを発揮している。
捕手転向1年の高橋(隼)に「ショートのポジションに戻るつもりはあるか」と質問したところ、「全体のゲームメイクができるのは捕手の特権。捕手一本で勝負する」と力強く答えた。自らの長所を強肩と答えた高橋(隼)の二塁送球は最高1秒83を誇る。しかし「大学生の球はキレが違う。変化球への対応が大変」とキャッチングを課題に挙げ、「毎日、先輩方から学ぶことばかり」と謙虚な一面を見せた。目標とする川辺(商4)からは「自分の考えたリードに自信を持て。(リードで)先輩を引っ張れ」と技術以外にも精神面でのアドバイスももらえたようだ。
六大学の試合を観戦するために、小学生のころから何度も神宮に通った高橋(隼)は「とにかく神宮で活躍したい」と熱く語った。守備に課題を残すものの、 “一意専心”をモットーに何事にもメリハリをつけて全力で取り組む高橋(隼)ならば克服できるはず。将来、神宮のホームベース上に君臨し、明治を優勝に導いてくれることに期待したい。
◆高橋隼之介 たかはしじゅんのすけ 法1 日本文理高出 177cm・75kg 右/右 捕手
特技はルービックキューブを完成させること。鍛えた脳で頭脳的に投手をリードする。
次回のルーキー特集は木村(農1)8月19日(金)アップ予定です。お楽しみに。
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