
悪い流れ止まらず……。優勝の夢消える/東京六大学春季リーグ戦

「2戦目、3戦目で勝ちきれなかったことが、今日の敗戦に響いた」(竹田主将・文4)。第2戦はあと1球で勝利が決まる場面で同点タイムリー浴び、引き分けに持ち込まれた。第3戦は3連投となるエース・野村(商4)が大学最短KOを食らい敗戦。そして、自慢の守備で失策が4つ出てしまう悪夢のような試合でもあった。
流れを止めるべく4回戦に挑んだが、試合開始時点で打率.129の辰巳(慶応)に先頭打者ホームランを打たれ、先制点を許す。この1本は、明大ナインに昨日の悪夢を思い起こさせる、1点以上の意味のあるものとなったのだろう。そして、さらに3本の安打が飛び出し1点を失った。2回は三者凡退に抑えるも、3回には4安打で2点を失い、さらに5回には山崎(慶応)に本塁打を浴び5-0。好調な慶応投手陣のことを考えると、絶望的な点差となってしまった。
全く走者が出ていなかったわけではない。先頭打者の出塁は慶應の4度に対し、明治も3度あった。しかし、その内2度は強行策もむなしく併殺打。5回には、1死二、三塁のチャンスがあったが、走者を1人も返すことはできなかった。打線が線にならず、得点に繋がらなかったことが敗因の一つと言える。
しかし、守備は悪いムードの中でも、集中力を切らすことなく好プレーが多く見られた。特に、阿部(寿・情コミ4)のセカンドベース後方での背走キャッチは、守りからリズムをつかもうという気迫が伝わるプレーだった。また、6回から登板した関谷(政経2)も、集中力を切らさず、3回を9人で終わらせる完璧な投球を見せた。
今日の敗戦で3季ぶりの優勝はなくなり、今週末の法政戦はAクラス入りを懸けた戦いとなった。プライドのため、また秋にいい形でつなげるためにも残る試合を大事に戦ってほしい。
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 | 率 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (三) | 川嶋克弥 | 2 | 0 | 0 | .286 | 左飛 | 一ゴ | |||||||
投 | 森田貴之 | 0 | 0 | 0 | .000 | ||||||||||
打 | 高橋隼之介 | 1 | 0 | 0 | .000 | 左飛 | |||||||||
投 | 関谷亮太 | 0 | 0 | 0 | .000 | ||||||||||
打 | 野原泰平 | 1 | 0 | 0 | .667 | 左飛 | |||||||||
2 | (中) | 田中勇次 | 3 | 0 | 0 | .182 | 投ゴ | 中飛 | 遊ゴ | ||||||
打 | 竹内啓人 | 1 | 0 | 0 | .167 | 中飛 | |||||||||
3 | (左) | 島内宏明 | 4 | 0 | 0 | .448 | 三振 | 中直 | 二ゴ | 三振 | |||||
4 | (一) | 竹田育央 | 3 | 2 | 0 | .342 | 中安 | 一ゴ | 右安 | ||||||
5 | (右) | 中嶋啓喜 | 2 | 0 | 0 | .290 | 遊併 | 四球 | 三振 | ||||||
6 | (捕) | 川辺健司 | 3 | 0 | 0 | .225 | 遊ゴ | 捕飛 | 投ゴ | ||||||
7 | (遊) | 阿部寿樹 | 3 | 1 | 0 | .182 | 三ゴ | 左二 | 右飛 | ||||||
8 | (投) | 難波剛太 | 1 | 0 | 0 | .333 | 一ゴ | ||||||||
三 | 小林要介 | 1 | 0 | 0 | .133 | 投ゴ | |||||||||
打 | 中村将貴 | 1 | 0 | 0 | .207 | 中直 | |||||||||
三 | 佐野一徳 | ― | ― | .― | |||||||||||
9 | (二) | 上本崇司 | 3 | 1 | 0 | .167 | 左安 | 三振 | 中飛 |
名前 | 試 | 勝 | 敗 | 回 | 安 | 四 | 振 | 責 | 失 | 率 |
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難波剛太 | 6 | 1 | 1 | 21/3 | 8 | 0 | 2 | 4 | 4 | 2.01 |
森田貴之 | 5 | 1 | 0 | 22/3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0.93 |
関谷亮太 | 4 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.42 |
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