新たな旋風を巻き起こせ!/ルーキー紹介
新しいシーズンが始まったということで、今日は開幕前に、今年入部を果たした注目の新人3人を紹介する。
高校軟式野球、優勝投手――加賀谷至
全国高校軟式選手権、優勝投手の加賀谷
能代高時代、全国高校軟式野球選手権で優勝投手となった加賀谷(法1)。軟式から準硬式を始めるのは部内で異色なケースではあるが、明大準硬式野球部からセレクションの誘いを受けたことが入部のきっかけとなったという。
「アピールポイントは体の大きさ」と言うように大きな体から放たれる力強い投球を武器に持つ加賀谷。軟式とのボールの違いに初めは戸惑い、苦労したそうだが1カ月ほどで慣れ、今まで通りのプレーができていると話す。早くもオープン戦で登板し本来の実力を発揮している。加賀谷に今年の目標を尋ねると「今はベンチに入ること。そして(岡田)淳希さんみたく調子が悪いながらも勝てる投手になりたい」と恥ずかしそうにしながらも真剣に答えてくれた。
昨年までのエース西が卒業したことで、今年のチームは岡田淳主将(営4)に次ぐ投手が不安視されていた。西以外の投手が登板した際、大量失点する場面が多く見られたことから部にとって投手は大きな課題である。投手陣の柱が抜けた今年、日本一の経験を持つ加賀谷に即戦力として懸ける期待は大きい。
◆加賀谷至 かがやいたる 法 能代高出 174cm・88kg
軟式野球から準硬式野球へ――菊池秀之
全国高校軟式選手権で準優勝した菊池
大学で頂点を。全国高校軟式野球選手権で準優勝を果たした新田高から菊池(農1)が入部した。菊池は小学校はソフトボール、そして中学高校では軟式野球に親しんできた。セレクション試験に合格し明治の門を叩いた右腕は「部活と練習を一所懸命頑張って両立したい」と意気込む。高校と違う新たな環境にも、「準硬はボールが違うけど、慣れてきた。練習も短い時間で集中してやっている」と早くも順応している。
またルーキーの加賀屋とは全国高校軟式野球選手権大会決勝戦で投げ合った。大学では同じ紫紺のユニホームに袖を通す。「加賀屋は全体的にすごいピッチャーだと思う。一緒にやれるのは楽しみ」。互いの実力を認めあう2人がしのぎを削ることで、他の投手陣の刺激にもなるはずだ。
菊池はオープン戦から数試合に登板した。すでに準硬式野球の雰囲気にも馴染みつつある。実績が十分あり、春季リーグ戦のマウンドで躍動する姿も見られそうだ。
◆菊池秀之 きくちひでゆき 農 新田高出 173cm・65kg
野球の名門・広陵高から4人目の新人――豊田貴光
名門・広陵高出身の豊田
高校野球において言わずと知れた名門、広陵高から明大準硬式野球部に入部を果たした豊田貴光(営1)。入部を決めたきっかけは、広陵高時代の監督から勧めを受けたからだそう。昨年度の選抜、甲子園の双方に出場経験があり、実力は折り紙付き。先月初めに行われたオープン戦では強豪、専修大を相手に早速スタメン入りを果たし「即戦力になる」(岡田(淳)主将・営4)と早くも頭角を現している。準硬式野球ということで、硬式野球とのボールの違いなどに苦戦はしなかったかと尋ねてみたが「もう慣れました」と頼もしい一言をいただいた。
実は広陵高出身の選手が当部に入部するのはこれで4年連続。岡田(淳)主将から長谷部(農3)、船木(農2)と先陣を切る先輩たちは試合でも数々の活躍を見せている選手ばかりだ。「目標はレギュラーになって、リーグ戦を優勝すること」と意気込む豊田は岡田(淳)、長谷部、船木の3人に続いて、どのような活躍を見せてくれるのか。
これから行われる東京六大学春季リーグ戦での出場も十分に考えられる豊田。今後の活躍から目が離せない。
◆豊田貴光 とよたたかみつ 営 広陵高出 166cm・66kg
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