野村8回13K!開幕に向け上々の仕上がり

1999.01.01
 エースが圧巻の投球を見せた。
 オープン戦が再開されてから3試合目、専大との一戦。先発したエース・野村(商4)は8回を投げ5安打1失点13奪三振と、好投を演じた。

 野村にとっては久しぶりのオープン戦であったにもかかわらず、それを全く感じさせない投球内容だった。初回からコントロールを乱すことなくテンポよく投げていき、スライダーを軸とした野村の球に相手のバットが次々と空を切った。6回までに許した安打はわずかに1本。8回には左中間適時打を打たれ零封こそならなかったものの、最小失点で切り抜け8回を投げ抜いた。9回から抑えとしてマウンドに立った岡(貴・営2)も2つの三振を奪い試合をしっかりと締めた。本日野村が奪った三振は8回で13。リーグ開幕に向け上々の仕上がりだ。この調子で春季リーグでも、奪三振ショーを繰り広げてほしい。

 打線も野村の力投に応えるかのようにつながりを見せた。4回、一死満塁で中村(法4)、中嶋(法2)が二者連続となる適時打を放ち2点を挙げ先制。さらに5回にも1点を追加した。
 また、上本(商3)が2安打1盗塁と奮起した。盗塁の際に負傷した足が心配だが、走塁の要としてリーグでの活躍が期待される。

 投打がかみ合い、オープン戦再開後、初白星を挙げた明治。失策も1つと、エラーが以前より目立たなくなってきた。明日の青学大戦でも、守り勝つ野球を見せてほしい。