
延長10回、3時間半に及ぶ激闘も敗北……/東京六大学秋季リーグ戦

本日は「紫紺の日」、一塁側応援席は明治のカラーである紫紺一色となった。この期待に応えたい、誰よりもそう思ったのは立教戦で引退する4年生だった。しかし、打線は沈黙し、投手も延長10回で崩れ0-3で破れた。
初回、西嶋(商4)は先頭打者に四球や田中(立教)の安打でピンチを招くが、ダブルプレーでピンチを切り抜ける。その後も西嶋は5四球と本調子ではないものの、試合を壊すことなく、立教打線を封じ込める。打撃で援護して西嶋を楽にしたいところだったが、明治は2回から7回まで毎回安打を放ち、チャンスをつくるが生かすことができない。紫紺色に染まった応援席は均衡を破る時を今か今かと待ち続けた。
立教も意地を見せる。立教は連投の岡部(立教)を6回から投入し、明治打線を抑える。両者共に譲らぬ展開、この投手戦をどちらが決めるのか――。
初回、西嶋(商4)は先頭打者に四球や田中(立教)の安打でピンチを招くが、ダブルプレーでピンチを切り抜ける。その後も西嶋は5四球と本調子ではないものの、試合を壊すことなく、立教打線を封じ込める。打撃で援護して西嶋を楽にしたいところだったが、明治は2回から7回まで毎回安打を放ち、チャンスをつくるが生かすことができない。紫紺色に染まった応援席は均衡を破る時を今か今かと待ち続けた。
立教も意地を見せる。立教は連投の岡部(立教)を6回から投入し、明治打線を抑える。両者共に譲らぬ展開、この投手戦をどちらが決めるのか――。
しかし7回、阿部(寿・情コミ3)の安打と2死球で2死満塁のチャンスを生む。迎える打者は荒木(郁・営4)。4年生自身の手で六大学野球最後の試合を決めたい場面。応援席の期待は最高潮に達したが、平凡な一ゴロに終わる。破れそうで破れない均衡、雨が降るなか両投手はホームベースを相手に踏ませない。
試合は延長戦までもつれ込んだがここで悲劇を迎える。10回、西嶋は2死まで難なく抑えるが、そこから安打、四球を挟み満塁のピンチに。疲れと力みからか、痛恨の押し出し四球。ついに均衡が破れた。そして続く田中から2点適時打を放たれ、球場は悲鳴のような声が上がる。打撃陣は8安打を放つも最後まで得点には至らず0-3で完封負け。3時間半に及ぶ激戦を、また紫紺の日を飾ることができず選手も応援席の人々も肩を落とした。
9回まで好投するも延長10回に失点し敗戦投手となった西嶋。これまで西嶋はランナーを背負うと被打される場面が多かったが、今試合はランナーを背負いつつも粘りの投球を見せた。しかし、打撃陣はあと一本が出ず、完封負けを喫した原因となった。明日は引き分けでなければ泣いても笑っても4年生にとって六大学野球最終戦。打撃で投手を救い、有終の美を飾ってもらいたい。
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