ルーキー特集(3)甲子園優勝の称号を引っさげ、大学でも日本一へ! 柴田悠介 

1999.01.01
 名門・中京大中京高に入学し、2年春、3年春夏と甲子園を経験。3年夏の甲子園では一塁手として活躍し、見事全国制覇を果たした。高校時代に輝かしい実績を残した柴田(悠・法1)。明治に来た理由は、「六大学というレベルの高いところでやりたかった」からだ。

 「大学では自分のやりたい練習を課題を決めて出来る」と、高校とは全く違う環境で、自分なりの練習ができている。そんな柴田(悠)は6月に行われた新人戦・対立教戦で早速代打に起用され、二塁打を放った。「こういうチャンスを活かしてアピールする」と甲子園優勝メンバーの意地を見せつけた。
 
 昨夏の甲子園、新人戦では一塁手として出場し、現在内野とキャッチャー両方の練習をこなしているが、やりたいポジションはキャッチャーだという。キャッ
チャーの魅力は「自分で試合をつくれるところ」だそうだ。同学年や先輩にも捕手がたくさんいてライバルも多いが、送球を武器にマスクをかぶると意気込んでいる。

 野球の面では充実しているようだが、入学して約半年たって、学校生活や初めての寮生活はどうなのか。「勉強との両立もできているし、寮生活も大変じゃないです」。野球だけでなく勉強にも真面目に打ち込み、大学生らしい生活も
送っている。

 最後に柴田(悠)になりたい選手像を尋ねると「コイツに任せれば大丈夫って思われるような選手になりたい」と力強く語った。

 座右の銘は、“感謝”。日頃から感謝の気持ちを忘れず、地道に練習に取り組む。その努力が実を結び、きっと柴田(悠)が明治にとって欠かせない存在となる日が来るだろう。

◆柴田悠介 しばたゆうすけ 法1 中京大中京高出 173cm・70kg 右/右