(7)リーグ半ばの正念場/立教戦展望

1999.01.01
 一戦目、立教に対してまさかの敗北を喫した明治。早稲田、法政に対して連続で勝ち点を落としていた立教だが、明治戦では投打の噛み合う戦い見せた。

 「新チーム始動が遅かったから、リーグの前半戦にチーム作りが間に合うか分からないけど、後半戦(明治戦)には間に合わせられるかな」と大塚監督(立教)がリーグ戦開幕前の取材で語っていたように、見事ここで照準を合わせてきた立教。開幕前、エース候補として目されてきた仁平(立教)をケガで欠き、新たな先発投手として見事岡部(立教)が台頭した。豪快なフォームから投げられる140キロ台後半の速球に、明治打線は沈黙。ここぞというときのタイムリーが出ず、対立教1回戦では2点に抑えられた。

 その岡部に続き、明日2戦目の先発として予想されるのが斎藤(立教)。「明治は全てバランスのいいチームだから厳しい試合になると思うが、負けたくない気持ちは強い」と明治に対する印象を語った。ここ3試合に登板し、被安打11、自責点5となかなか調子の上がらない斎藤だが昨秋の成績から、その実力は十分だ。

 一方、打者も強打者がそろう。巧みなバットコントロールが持ち味の田中主将(立教)や、チャンスに強く、今春ホームランを2本放った岡崎(立教)が主軸に座る。また、昨日ホームランを放った大林(教)、那賀(立教)、打率3割8分1厘を誇る松本(立教)にも要注意だ。

 絶対に負けられない明日。明治はこの強敵相手にリベンジを果たす。