「まだ大学の雰囲気に慣れていなくて、緊張しています」（中嶋・桐蔭学園）。「野球をできる設備がとても整っていて、嬉しいです」（関谷・日大三）。「
大学の先輩方はすごく大人に見えます」（野島・報徳学園）。何かを吸収し、新たな環境に慣れようとするルーキーたちの瞳は印象的だった。

　また、兄中原（大・文２）に続き兄弟で明大野球部に入部することになった中原（北・横浜）は「兄とは寮でまだちゃんと話していません」と照れ臭そうに話
した。兄弟での活躍にも大きな期待ができる。

　ルーキーたちに刺激を受けるように、上級生選手たちも室内練習場で汗を流していた。創部100周年というメモリアルイヤーとなる今年「100周年ということば
かりにとらわれるのではなく、日本一を目標として頑張るだけ」（謝敷・商３）と、選手たちは新たな気持ちで野球に臨む。
　
　今月末からはアメリカ遠征を控え、春季リーグ戦優勝、さらには日本一に向け練習に励む選手たち。野球に取り組む彼らの姿に、今年も大きな期待をせずにはいられない。