
初回に決めた!新人戦2連覇達成/東京六大学秋季新人戦

昨日の立教に勝ち、決勝に駒を進めた明治。対するは法政に完勝した慶応。先発オーダーは投手を除いて昨日と変わらず、2年生中心で構成した。
試合は初回から動いた。2番上田(文2)がフォアボールで出塁すると、竹田(文2)がツーベースヒットでつなぎ1アウト2、3塁のチャンスを迎える。阿部(寿・情コミ2)がセンターオーバーのタイムリーを放ち2点を先制。4番の仕事を果たした。その後も、小川(商1)、中原(文2)の連打などで3点を追加し、昨夏甲子園ベスト8のルーキー・田村(慶応)をマウンドから引きずり降ろす。
その裏、先発・川崎(文2)がピリッとしない。フォアボールとヒットなどで1アウト満塁のピンチを迎える。5番・野俣(慶応)を三振に抑えるも、6番・伊場(慶応)の2球目、川崎が力み暴投。1点を奪われる。その後はなんとか三振で切り抜け、1回を終えた。
続く2回には、上田のソロ本塁打で追加点を挙げる。4、5回にも竹田、阿部(寿)の3・4番コンビの連続タイムリーや中村(法2)のレフトへのタイムリーツーベースヒットで得点を量産。計13安打9得点を挙げ、打撃陣の強さを見せつけた。守っては堅い守備で、神宮初先発の川崎を野手陣が援護する。最終回、昨日好投を見せた隈部(商2)がマウンドに立つが、押し出しフォアボールで1点を献上し、嫌な空気が流れる。それでも最後のバッターを6―4―3のダブルプレーでゲームセット。投打で慶応を圧倒し、見事新人戦春秋連覇を達成した。
リーグ戦に続き新人戦でも31回目の優勝。明治の選手層の厚さを証明した今大会。彼らが主力として戦う日も遠くはない。今回の活躍は上級生の刺激にもなったはずだ。お互い成長し合い、さらなるレベルアップを期待したい。
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