猪川拳斗
ボートの名門、今治西高校出の猪川(政経1)はインターハイ3位の実績を持つ。大学に入学してからも1年生ながらインカレ出場するなど、実力を遺憾なく発揮している。しかし、「気が小さい」と自分の性格を分析する猪川。気力が物を言う勝負の世界。猪川の強さはどこから生まれているのだろうか――。
小中では野球をやっていた猪川。高校でも野球をやるという選択肢もあったが、友人の勧めでボート部に入部した。ボートへ乗るのはその時が初めてだったが、その楽しみを知り、次第にボートという競技にのめり込んでいった。
小中では野球をやっていた猪川。高校でも野球をやるという選択肢もあったが、友人の勧めでボート部に入部した。ボートへ乗るのはその時が初めてだったが、その楽しみを知り、次第にボートという競技にのめり込んでいった。
そして高校最後の大会。大会の独特の緊張感にも負けず、見事3位入賞を果たす。しかし優勝を目標に練習してきた猪川にとって、この結果は納得のいくものではなかった。「日本一がとれなくてくやしかった」と悔いの残る高校でのラストローだった。
それでも、インターハイ準優勝の実力が認められ、明大への進学が決定した。大学の練習は「高校と違って量が多く大変」と戸惑いを感じる猪川。しかし、一番彼を驚かせたのは「高校時代は力だけで何とかなった。けれど、大学はそうはいかない。技術面も非常に大事なってくるので、体だけでなく頭も疲れます」という高校と大学のプレーの差であった。それでも「先輩から色々なことを吸収したい」と常に飽くことのない向上心を持つ猪川。“負けたくない”という強い思いが日々の辛い練習を乗り越える力となっている。
自分の武器は、「大きい声が出せること」と猪川は答えた。一見ボートとは関係ないように見える。しかし大きい艇になると声が前まで聞こえないことがあり、そう言う場合は声を張ることができるのは武器になる。猪川も「自分は1人よりもチームボートの方が好き」と、自分の持ち味存分に発揮しているようだ。
「総合優勝がしたい。そして(自分が引っ張る形で)エイトで優勝したい」。これが猪川の大学での目標だ。猪川の勝利への執着心、クルーをもり立てる大きな声があれば、この目標はきっと夢ではないだろう。負けたくないという思いを胸に、艇上のムードメーカー・猪川が高校のリベンジを誓う。
◆猪川拳斗 いかわけんと 政経1 今治西高出 177cm・77kg
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