(18)谷中洋登

 6月に行われた東日本インカレで、見事7年ぶりの優勝を遂げた明大ウエイトリフティング部。上級生が圧倒的な戦力を誇る本学では、今大会、1年生が活躍する余地はなかった。しかし、これからの本学を支えるであろう期待のルーキーがいる。それが谷中洋登(政経1)だ。

 高校時代に先輩に強引に誘われて入ったというウエイトリフティング部。入った当初は、まったくやる気がなかったという。しかし、記録が伸びるようになるとウエイトリフティングの楽しさに取りつかれていった。生活は部活中心となり、高校3年生になると国体4位、インターハイ4位、全国選抜大会2位と着実に成績を残してきた。

 そして今年の春、高校の先輩の誘いで明大に入学。練習もまじめに行い、「部全体から可愛がられている」(長濵・商4)。入学してすぐに劇的な成長を見せ、高校時代から記録を10㎏伸ばすことに成功。その結果、大学にも通用するだけの重量を挙げることが可能となった。そして、4月に行われた東日本新人選手権でようやく念願の優勝を手にすることができた。

 そんな彼の尊敬する人は同じ階級の高橋(政経4)だという。理由は「自分が持っていない勢いや力があるから」。谷中の弱点は、スクワットが弱いことだ。力不足でクリーンがなかなか挙がらないこともある。しかしその一方で、それをカバーするほどの技術と体の使い方のうまさがある。彼の試技の特徴は「きれいにジャークを挙げる」(加藤・営1)こと。苦しげなクリーンの後のジャークはとても軽やかで、安定感がある。

 今後の目標は「もっと記録を伸ばして、インカレに出場すること」。穏やかな笑顔を浮かべながらも、力強く語ってくれた。技術に恵まれ、練習にもまじめに励む。そんな谷中が本学を率いて大舞台に立つ日は近い。

◆谷中 洋登 たになかひろと 政経1 須磨友が丘高出 163cm・55kg