いよいよ開幕、明治の秋!・立教戦展望

「魂結邁進(こんけつまいしん)」の先に3季ぶりVなるか――。12日に開幕した東京六大学野球秋季リーグ戦。第1週目では、今春完全Vを果たした法政が東大と延長の末、辛勝。慶応対立教は2勝1敗で立教が勝ち点を取るなど、波乱の幕開けとなった。
そして迎える明治の第1カード。対戦相手の立教は今春、法政、早稲田、慶応に先勝するもその後連敗し、勝ち点を落とした。「精神力、体力が劣っていた」(戸村・立教)と守備の乱れやフォアボールが多く見られたのが原因だ。夏はこの課題を克服するために「死に物狂いでやった」(中山主将・立教)。今までにないくらいの練習を積んで極限まで追い込み、そして自信をつけた。一方、打率3割以上をマークした田中(立教)や五十嵐(立教)は東京六大学代表に選ばれハワイ遠征に参加するなど、各自の環境を活用したようだ。
この立教に対し、明治は絶対的エース・野村(商2)と難波(情コミ2)が2枚看板で抑えにかかる。打線も今春ベストナインの謝敷(商3)を中心に、今春の立教戦で打率4割を超えた安田(文4)と小道(法4)がエース・戸村を打ち崩す。しかし昨春は引き分けを含む4試合を戦っただけに、番狂わせ回避には何と言っても投打のバランスが不可欠だ。
立教には創部100周年の意地と白星発進で弾みがある。しかし決して気後れする必要はない。初戦の緊張はほどほどに、投手陣の抑えと打線の爆発に期待したい。今季優勝への第一歩。全ては19日のスタートに懸かっている。
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