北村、木方蒼が奮闘 新人戦で8強入り果たす/関東学生新人選手権

2026.05.07

 関東学生新人選手権は2、3日目にシングルスが行われ、明大勢が躍動した。北村悠貴(商1=白子)と木方蒼介(情コミ1=野田学園)はベスト8入りを果たし、齋藤俊太朗(商1=明徳義塾)はベスト16に進出。ダブルス優勝の勢いそのままに各選手が存在感を示した一方、それぞれが見えた課題も口にし、春季関東学生1部リーグ戦へ向けてさらなる成長を誓った。

5・4~6 関東学生新人選手権(駒沢体育館)
▼男子シングルス
北村、木方蒼――ベスト8
齋藤俊――ベスト16
岡本――ベスト32
世古、飯村将、並木、大貫――4回戦敗退
近藤――2回戦敗退

 関東学生新人選手権は2日目を迎え、シングルスが開催された。齋藤俊と木方蒼は4回戦、北村悠と岡本智心(営1=野田学園)は3回戦を突破し、大会3日目へ駒を進めた。一方、世古凱士(国際2=松徳学院)、飯村将史(情コミ2=野田学園)、並木佑太(政経1=実践学園)、大貫蓮弥(文1=希望ヶ丘)は4回戦で敗退、近藤凱誉(文1=明大中野)は格上相手に善戦するも2回戦で敗れ姿を消した。

 目覚ましい活躍を見せたのは木方蒼だ。3回戦ではサービスエースでの得点が光り、3セットで失点がわずか8と相手を圧倒。4回戦はフルセットと競った試合になるも「明治大学の選手として、こんなところでは終われない、負けられないと思った」と5セット目を11―6で勝ち切り、緊迫した試合を制した。また、大会1日目に行われたダブルスで優勝した齋藤俊、北村は強敵ぞろいのトーナメントにも関わらず相手を次々に撃破。ダブルスの疲れを感じさせず、王者の貫禄を見せつけた。

 大会3日目、シングルスの上位ラウンドが行われた。北村、木方蒼はベスト8入りを果たし、明大勢として存在感を示した。また、齋藤俊はベスト16、岡本はベスト32で大会を終えた。

 粘り強い戦いで勝ち上がったのは北村と木方蒼だった。北村は「優勝を目指してやってきたので ベスト8という結果は良いとも言えるが、課題の残る結果でもあり、すごく悔しい」と結果に満足せず。ベスト16決定では埼玉工大・倉地との一戦を山場に挙げ「自分は押していくだけだと思って試合に臨んだ」と強気の姿勢を貫いた。一方で敗戦した試合については「相手の方がバックハンドやサービスなど、全体的に上回っていた」と振り返り「相手は強気に攻めてきていた。そういったメンタル面の差が大きい」と課題を口に。それでも持ち味のバックハンドでは得点を重ね、今後へつながる大会となった。

 木方蒼もまた、激戦を勝ち抜き8強入りを果たした。この日はフルセットにもつれ込む試合が多く「勝負どころで思い切っていけたところが多かったので、全部振り返ってよかった」と収穫を実感。一方で「足が止まってしまった部分もあった」と疲労の中で見えた課題も挙げた。さらに「相手の方がサーブレシーブがうまく、こちらから攻められる展開が少なかった」と分析し、レシーブから早い段階で主導権を握る重要性を再確認。それでも強みであるフォアハンドと持ち前の俊敏性を武器に上位進出を果たし、確かな実力を示した。

 ダブルス王者として臨んだ齋藤俊は、シングルスでも奮闘。ベスト16入りを果たした。攻撃面では「前よりも自分の攻撃でのミスが減った」と成長を実感し、武器のバックハンドでも積極的に得点。しかし「レシーブがうまくいかない時に自分のミスが増えてしまった」と課題も明確になった。「シングルでは自分の思ったように勝ち上がれなかったので悔しい」と語った齋藤俊だが、最後は「リーグ戦で勝てるようにしてチームに貢献したい」と前を向いた。

 新人戦で得た経験と課題を胸に、選手たちは次なる舞台へ挑む。春リーグを目前に控える中、それぞれが見つけた課題をどう成長につなげていくか。今後の活躍にも期待がかかる。

[重見航輝、杉本菜緒]

試合後のコメント

並木

――2セット連続のデュースとなった3回戦を振り返っていかがですか。

 「レシーブができない中でも自分のサーブの展開は悪くなく、競り合いになったのですが勝ててよかったです」

大貫

――4回戦での3セット目を取り返した時の気持ちを教えてください。

 「自分も戦術を少し変えて思い切ってやったのが上手くはまったのですが、4セット目は相手もまた戦術を変えてきたのでセットを取れませんでした」

近藤

――2回戦の試合を振り返っていかがですか。

 「今年になってから左の強い選手といい試合をすることが多くて、今試合も左の選手だったので自信を持って臨むことができたのですが、相手に崩された後の対応ができなかったところが課題だと思いました」

木方蒼

――ご自身の強みは何ですか。

 「自分から動けるのと、やはりフォアハンドは自分でも強みだと思っているので、もう少し苦手なバックなどができるようになれば、上の方に行けるのかなって思いました」