女子舵手なしペア優勝も課題/全日本選手権
インカレでは思うような活躍ができなかった藤原。そのため、今大会に懸ける思いは人一倍あった。万全を期し迎えた今大会。予選では仙台大に敗れ2位に終わったものの、翌日の敗者復活戦では2位に約7秒の差をつけ決勝戦に進出。そして決勝で「攻めるレースができなかった」とインカレでの反省点を生かし、序盤からレースの主導権を握る。予選で負けた仙台大の猛追を振り切り、見事1位。艇上で高木と固い握手を交わす藤原と高木。その時、高木の口から発せられたのは「実はあばら骨が折れていたんです」という驚きの事実だった。
高木のあばら骨は予選中に折れたという。あばら骨を骨折するとプレーはおろか呼吸をするだけで激痛が走る。それでも高木は「このこと(あばら骨の骨折)を言ってしまうと、負けた時の言い訳になってしまう。だから優勝できなかったら黙っているつもりでした」とコメント。インカレでも同じ種目で優勝を果たしている高木のプライド、勝利への執念が感じられた。
これで代替わりとなる明大端艇部。引退する4年生の口から後輩へ向けてのげきが多く飛び交った。「攻め切れない甘い部分が部の雰囲気としてあると思う」(藤原)、「今のこの結果が明治の実力」(山口・政経4)と、多くの部員が調整不足で苦しんだ今大会の現状を語った。「明治復活へいい流れが向いている。勝つことへのこだわりを忘れず、頑張ってつないでいってほしい」と山口。”強い明治”の復活――これが引退していく4年生の願いだ。「引退してもかかわりを持ち後輩に勝たせたい」と伊藤主将(理工4)。新たな組織として迎える来期。”強い明治”へ向けて真価の問われる1年となりそうだ。
~試合後のコメント~
男子シングルスカル
伊藤主将
「大学とボートの両立が大変だった。後輩を優勝に導けなかったのが残念」。
男子舵手つきペア
嶋田(文4)
「体調などの切り替えがうまくできなかった。選手としてはこれで終わりなので、指導者として自分の県が1位になるよう努力していきたい」。
男子舵手なしクォドルプル
長谷川(政経4)
「もっといけるメンバーだった。これで9年のボート生活終わったが、実感がない」。
女子舵手なしペア
藤原
「高木を育てた山口(政経4)、勝負どころで指示をくれた佐藤(文4)に感謝したい。この優勝は4年女子3人で勝ち取ったものです」。
高木
「へたくそなのでもっと練習してうまくなりたい。次はスカル種目でも結果を出したい」。
女子ダブルスカル
山口
「1度上を見ると(1位になると)、1位意外じゃ満足できない。国体ですべてをぶつけたい」。
女子エイト
佐藤
「前日にエイトで出場することが決まった。最後に4年女子全員で試合に出られて良かった」。
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