薗田峻輔

1999.01.01
 今日、ゴルフというスポーツはかつてないほどの注目と人気を得ている。女子ゴルフの台頭に始まり、男子ゴルフでも先日マスターズ出場を果たした石川遼(杉並学院高)の話題はニュースで報じられない日はないほどだ。ここまでの知名度を得ている「ゴルフ」。しかし現在、残念ながら本学の体育会スポーツの中での「ゴルフ」はそこまでの人気を獲得できてはいない。かつて多くのプロゴルファーを輩出した本学ゴルフ部だが、今は他の強豪校に大きく水をあけられてしまっている。

 しかし、ある選手の加入によって本学ゴルフ部はにわかに盛り上がりを見せている。薗田峻輔(政経2)だ。300ヤードを超える力強いドライバーと、見た目からは想像もつかないような繊細なアプローチで、関東アマ優勝、ユニチカカップ優勝など、さまざまな輝かしいタイトルを手にしてきた。その実力は大学界でも群を抜いている。事実、1年生次から出場しているリーグ戦全大会でMVPを獲得。誰もが認める明大のエースだ。

 ゴルフに対しては常に真剣で、実力もプロ級の薗田だが、私生活では普通の大学生。気さくで親しみやすい性格の薗田は、いつも大勢の友人に囲まれている。友人たちと授業の合間によく行くというカラオケではEXILEを熱唱。その美声で多くの女性をメロメロにしたとかしないとか。そして、最近の悩みはもっぱら単位について。「大会などであまり授業に出られない」と嘆いている。そんな学生らしい一面を持っていることも薗田の人を惹きつける魅力の一つだ。

 今春、本学ゴルフ部はリーグ戦で6年ぶりのAブロック昇格を果たした。その中心にはもちろん薗田の姿があった。3季連続のBブロックMVPを手土産に久々の昇格を本学にもたらしたのだ。「絶対勝てると思っていた」。大会後の薗田からは実力に裏付けされた自信がうかがえた。しかし、薗田にとって今回の快挙などすでに過去のものだ。常に先を見据えている。「今年は体の調子が良い。年末から体を作って来て、負担を抑えられている」と、昨年までの教訓を生かし、1年間戦い抜く準備をしてきた。アマチュアではすでに最高レベルに達している薗田。プロへ、そしてその先の世界へ。果てしない道のりだが、不思議と薗田なら簡単に成し遂げてくれそうな気がする。

◆薗田峻輔 そのだしゅんすけ 政経2 杉並学院高出 178cm・85kg