優勝へ、遂に迎える明法戦!法政戦展望/東京六大学春季リーグ戦

毎年優勝候補の一角に挙げられるも、ミスが敗戦へとつながり、優勝争いからも早々に脱落してしまう法政。しかし、今季はついに眠れる獅子が目覚めてしまった。開幕戦こそ立教にサヨナラ負けを喫すも、2回戦から破竹の8連勝で現在首位をひた走る。
今年の法政の快進撃は、打撃陣の活躍の一言に尽きる。現在首位打者である松本をはじめ、亀谷、多木、和泉、石川といった切れ目のない打線で、1試合平均5.3得点をほこる。この数字は六大学中トップの数字だ。ひとたびつながりだすと勢いを止めるのは至難の業だろう。
この強力打線を迎え討つ明治投手陣。これまで神宮不敗神話をつくってきたエース・野村(商2)が早稲田戦でついに黒星を付けられ、森田(貴・法2)も自分のミスから失点を重ねノックアウトされるなど、法政戦を前に不安が募る。早稲田戦で見つかった課題を修正して試合に臨めるか。また、接戦になれば成田(商4)、西嶋(商3)といった上級生の出番も増えそうだ。
少しでも投手陣を助けてあげたい野手陣。法政のエース・二神は4試合計36回を投げて四死球わずかに1と、抜群の安定感をほこる。二神からフォアボールを選んでチャンスをつくるのは難しいだろう。ファーストストライクやカウントを取りにくる球を見逃さずに打てるかがカギだ。また、前週の早稲田戦では見逃し三振が多かった。「逃げ」の姿勢ではなく、常に「攻め」の姿勢で法政 に立ち向かっていってほしい。
負ければ目の前で胴上げという最大の屈辱を味わってしまう明治。逆転優勝へ、立ち止まるわけにはいかない。
~優勝の行方~
明治が2連勝→明治優勝
明治が2勝1敗→勝率で並ぶため、優勝決定戦へ
法政が2勝もしくは2勝1敗→法政優勝
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