12安打7得点の猛攻 打線がつながり白星スタート/東京六大学秋季フレッシュトーナメント

2025.11.03

 先発の山口瑛太投手(政経1=創志学園)は2回裏に1点を失うも立て直し、その後は無失点に抑える。打線は4回表、1点を取り同点に追いつくと、豊田喜一捕手(法2=長崎日大)の安打でさらに1点を奪う。その後も打線がつながり12安打7得点と立大投手陣を攻略。投手陣は幾度のピンチを迎えるも4人の継投でしのぎ切り、立大に7-1で勝利した。

(明)山口、林、○大泉、渡邉聡―豊田、佐仲
(立)●南陽、山田、三宅陽―高橋昂、長谷川
【安】(明)12(立)7
【三】(明)芦硲(8回)(立)北野(4回)【二】(明)芦硲(2回)◇犠打1 ◇残塁11 ◇失策1

 明大先発は秋季リーグ戦でも登板した山口。1回裏は三者凡退と上々の立ち上がりを見せるが、2回裏2死二塁から適時打を浴び先制点を許してしまう。しかしその後はピンチを背負いながらも要所を締め、4回1失点と試合をつくった。

 打線は4回表、萩宗久外野手(商2=横浜)の内野ゴロの間に1点を奪い同点に追いつくと、豊田の安打で逆転に成功する。すると5回表に半田真太郎内野手(商2=健大高崎)の内野安打から好機が広がり中村優太捕手(商1=桐光学園)が適時打を放つ。8回表には先頭の芦硲晃太外野手(商1=星稜)が三塁打を放つと佐仲大輝捕手(商2=山梨学院)の左前安打で追加点を奪い、立大を突き放した。

 5回裏は林謙吾投手(政経2=山梨学院)が登板。1死満塁のピンチを招くも後続を断ちなんとか無失点に抑える。6、7回表は大泉塁翔投手(文1=愛工大名電)、8、9回表は渡邉聡之介投手(政経2=浦和学院)がマウンドに上がった。両投手とも走者こそ背負う投球となるも無失点に抑え、フレッシュトーナメント初戦を白星で飾った。

 4季ぶりの優勝を目指し臨んだ今大会は投打がかみ合い絶好のスタートとなった。毛利海大投手(情コミ4=福岡大大濠)や小島大河捕手(政経4=東海大相模)といった主力が抜ける来春に向けて若猪の台頭が必須である。優勝へ向け突き進む選手たちから目が離せない。

[重見航輝]