打線好調で、立教に快勝/東京六大学春季リーグ戦

1999.01.01
 初夏を感じさせる気温の中、神宮球場では対立教1回戦が行われた。1週空いての今試合、明治は3投手の継投で立教打線を零封。弾みよくリーグ後半戦のスタートを切った。

 投手陣は危なげない試合を展開。エース・野村(商2)は7回を投げ83球とリズムを崩すことはない。続く左腕隈部(商2)も8回を3人で仕留め、9回はクローザー森田(貴・法2)の好投と立教打線を完ぺきに抑えた。

 一方打線は、相手のエラーを利用し9得点を挙げた。2回、安田(文4)のライト前ヒットで1点を先制。5回には多田(政経4)と上本(商1)のレフト前ヒットで3点を追加。プロも注目する右腕戸村(立教)を打ち崩した。8、9回にも1点を挙げダメ押し。結果9対0の大勝となった。

 開幕から5連勝と波に乗る明大野球部。その中でも「後半戦は小道(法4)、安田など4年生の打撃成績が良くならないといけない」(吉田学生コーチ・政経4)と、空き週の課題になっていた2人のバットから快音が聞こえたことは、チームの雰囲気を一層良くしただろう。上り調子の紫紺軍団は「負ける気がしない!」(安田)。明日も天気同様、熱い試合を見せてほしい。

[山田慧]